3月29日は、長男の保育園生活最後の日でした。園によって違うのでしょうが、長男が通う保育園は卒園式後も3月いっぱいは登園できました。
2018年4月〜2024年3月の6年間にはいろんなことがありましたが、中でも大きな出来事は新型コロナの流行です。あの時は年に2回も緊急事態宣言が発令され、保育園が臨時休園になりました。
それまで行われていた遠足や発表会のような行事が中止になりましたし、マスク着用が推奨されたりと変化にさらされました。登園したら保護者も園児もマスクを着けていて、素顔が全くわからない^^; 今思えば不思議な環境でした。
「マスクをしないと、コロナになっちゃうかもしれないんだよ」と言いながら、しっかりと変化に適応して頑張ってくれた長男には、心から「よくがんばったね!」と伝えました。
下は、緊急事態宣言で自宅で過ごしていたときの様子を書いたブログです。休園期間が数週間だった気がします。しかも外出の自粛要請が呼びかけられていたので気軽に公園にも行けなかった。なので妻と考えたのが、庭に即席の砂場を作ることでした。長男は、すぐに飽きたけども…。(砂の処理費用がけっこうかかった。チーン)
長男の保育園生活が終わり、僕が思い出すのが朝夕の送り迎えです。6年間で登園した日は、病欠やコロナの臨時休園で休んだ日を差し引くと約1500日。僕は1500回送り迎えをしたことになります。彼が赤ちゃんの頃から送迎は僕がやると決めていて、優先して送り迎えのための時間を作っていたんです。もちろん、仕事の都合や体調不良のときには妻や仲の良いご近所さんなどにお願いしました。
最初のうちは赤ちゃんだった長男とたくさんの思い出を作ることができました。ベビーカーを押しながら、周りの景色を指し示しては「空が青いね」「この花は紫陽花と呼ぶんだよ」と語りかけていました。長男は「あーあー」と返事をしてくれて、初めての会話に心が躍りました。可愛かったー!!
まだ1歳のときは、Eテレで「ブンバ・ボーン!」を見終えたくらいに出発したっけな。よしお兄さん、懐かしい!
2、3歳になると、長男は言葉でコミュニケーションを取れるようになり、「車や電車が大好き」ということがわかりました。踏切で電車を眺めるのが大好きで、寄り道を繰り返しました。この頃には子乗せ自転車デビューをしたので、遠出が可能だったんですよ。
「1本見て保育園行こうか」と思っても、長男は「もっと見たい」とねだり、結局3本も電車を見上げていたことがあります。時には1時間以上かかって「仕事がやばい!」と焦ることもありましたが、今となっては良い思い出です。
春には桜を、秋には紅葉を一緒に楽しみました。雨の日はレインコートを着て、雨粒がベビーカーに当たる「ポツポツ」という音を聞きながら歩きました。長男と季節を感じられたことが嬉しかったな。
4歳を過ぎると、おしゃべりよりもお友達と遊ぶことを優先するようになり、送り迎えの時間が大幅に短縮されました。最大で1時間かかっていたのが、わずか10分になったわけなので。
正直に言うと、送迎が面倒だなと感じたことはたくさんあります。朝夕、毎日、決まった時間に決まった予定が入るって制約でもあるので。「送り迎えががなければもっと仕事ができるのにな」と何回感じたかわかりません。
でも、長男のおかげで、僕は保育園の送り迎えという素晴らしい体験ができました。1500回もの送り迎えを通して、愛着や可愛らしさ、いらいらや焦りなど、さまざまな感情を味わえたんです。ちょっとおおげさな表現をすれば、それらの思い出は全て僕の宝物です。長男の成長を間近で見守ることができて、僕は幸せ!
この先も僕は長男の親だし、小学校、中学校と成長に伴ってその時々の楽しさがきっとあるはず。でも、長男の保育園時代はたった一回しかない。長男との貴重な時間を大切にできたことに僕は喜びを感じます。
最初は「あーあー」と大人しかった長男が、今では電車が大好きで京王相模原線の「橋本駅」〜「新宿駅」までの◯駅を覚えてそらで言えるようになりました。プログラミングにも興味を持っています。
長男の卒園を機に、送り迎えもおしまいになりますが、この6年間で得た思い出は一生の宝物です。長男と過ごした時間に感謝し、これからの成長を誇らしく思えることでしょう。長男のおかげで、保育園の送り迎えの楽しさを十分に味わうことができました。
そして、6年間、長男を大切に保育してくださった保育園にも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
お読みくださり、ありがとうございました。
薗部雄一
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