2児のパパライターの「子育て」と「写真」と「仕事」

新丸子の喫茶店で知り合って交際4カ月で結婚した夫婦の記録

状況をよく見ずに長男を叱って後悔した

4月4日夜、ダイニングテーブルでお菓子を食べる息子たちが兄弟喧嘩を始めました。
お菓子は、「さくさくパンダ」。

www.kabaya.co.jp

見た目が可愛い!パンダちゃんの表情の数は、なんと70種類に及びます!なかなかのこだわりです。

 

 

そんなパンダちゃんのお顔がキュートなお菓子をさっきまで美味しそうにぼりぼりと音を立てながら食べていたのに、二人はなぜ喧嘩を!?

息子たちは声が大きいので、叫び声にはびっくりしました。

特に3歳の次男は主張が強く、自分の意見をはっきりと言うタイプです。彼は「にいにが(お菓子を)取った!!」と怒り狂っています。手をバタバタさせて、感情をあらわにしている!

一体何が起こったの?

感情むき出しの次男と違って長男は黙っています。

妻も僕も子どもたちの近くにはいたものの隣にいたわけではないため、兄弟喧嘩の原因がわかりません。次男の主張があまりにも強かったこと、夜で妻も僕も疲れていたこともあって、夫婦ともに喧嘩の原因は長男ではないかと思い始めました。

「弟に何をしたのか?」という態度で長男に接してしまいました。

「さくさくパンダ」の小袋に入っている個数は同じはず。どっちが多い少ないがない状況で、何が起こったの?

次男が言うには、長男が自分の分を奪ったそう。

実際に長男の目の前には、次男から奪ったであろうお菓子がありました。チョコでできたパンダの顔が手の体温で溶けていたので、奪うときに握ったのでしょう。

「なぜ取ったの?◯◯くん(次男の名前)に返して!」

妻と僕はよく状況を調べず、何があったのかを長男に聞くことなく、長男が次男のお菓子を奪ったと決めつけてしまったのです。これは間違いでした。

言葉をよく話せるのも、より論理的に状況を説明できるのも6歳の長男なのに、なぜか僕は次男を全面的に信じてしましました。

いくら返せと言っても長男は黙ったまま、一向に返しません。

長男の態度に業をにやし、僕はつい声を荒げて長男を叱ってしまいました。

長男は泣いてしまい、すごく気まづい空気がリビングを漂いました。

その後、長男は妻とお風呂に入ったものの、ずっと泣いていました。浴室から長男が泣きながら何かを必死に話している声が聞こえてきました。

浴室は声がエコーするので話し声を明瞭に聞こえなかったものの、長男がいつもよりも大きな声で何かを訴えていることはリビングにいても十分にわかりました。

浴室から出てきた妻はさっきまでの硬い態度から一変し、長男を優しく撫でてしました。

いったい、お風呂で何を話したのだろう?

妻に聞くと、なんと喧嘩の原因を作ったのは次男だったのです。彼は長男の分のお菓子を2個も取り、長男は対抗して奪い返した。それに腹を立てた次男がワーワー騒いで妻と僕が気がついた。これが顛末でした。

「弟に返せ」といくら言っても長男が黙ったまま一向に返さなかったのは、最初にお菓子を取ったのは弟であり、自分はそれを取り返しただけだ。僕は何も悪いことをしていない。と思っていたからだったんだ。

僕は自分を恥じたし、長男に謝りました。本当にごめんなさい。

よく調べることもなく、事情を聞くこともなく、長男が悪いと決めつけてしまったことを謝りました。僕は、長男の無言の抗議を理解できなかった。

2008年に放送されたNHK大河ドラマ 「篤姫」の中で、宮崎あおいさん演じる篤姫が「一方聞いて、沙汰するな」と話すシーンを思い出しました。

何か揉め事が発生した時、当事者の一部の意見だけを聞いて、誰が悪いと決めてはいけないってことです。

今後は気をつけようと決めました。

もうひとつ。僕が決めてつけてしまった背景には、「自分はこうする。だから、他の人も同じ行動をとるに違いない」との先入観もあったんですよ。

今回のように、濡れ衣を着せられそうになったとき、僕は「自分は悪くない。状況はこうなんだ」と声を大にして訴えます。そうやって僕は生きてきました。悪くないのに、悪者にされるなんて僕は嫌ですもん。

反対に黙っていると言うことは、悪いことをしたと認めるんだね?と僕は捉えてしまう。

自分が何もしてないなら、「僕はやってない」と言えばいい。

そう決めつけていたのです。

でも、みんながみんな、「それは違う」と言えるわけじゃない。

中には、心の中では「違う、自分じゃない」と思っても、それを口に出せない人もいます。世の中にはいろんな人がいますから、当然です。

僕にはその視点が足りなかった。僕はこうする。あなたもそうするよね?と思いすぎてしまいました。

今年僕は40歳だけど、まだまだ思いやりが足りない…。

もっと視野を広く持ち、穏やかに子どもたちに向き合おう。

自分と他人は違うんだから。

 

お読みくださり、ありがとうございました。

薗部雄一

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