2児のパパライターの「子育て」と「写真」と「仕事」

新丸子の喫茶店で知り合って交際4カ月で結婚した夫婦の記録

子どもたちには「人生で何に時間とお金を使うか」を伝えたい

僕には子どもたちに「これだけは身につけてほしい」と思うことが2つある。
ひとつはコミュニケーション。もうひとつは、お金の知識だ。

特にお金については、僕が30代に入ってから知識不足が原因で苦しんだことから、子どもたちには事前対策をしてほしいとの気持ちが強い。

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何かを選択すれば、コストが発生する

お金の知識を身につけてほしいと思っているだけで僕が学んでいなければ、子どもたちに何も伝えられない。というわけで、僕も本を読んで学びを深めることにした。

Kindleで先日、『イギリスの中央銀行が書いた経済学の本』(総合出版すばる舎)を購入し、子どもちを寝かしつけた後に読んでいる。

著者は、イギリスの中央銀行である「イングランド銀行」。中央銀行とは銀行の銀行のことで、日本で言うと日本銀行のことだ。

そんなイングランド銀行が、複雑な経済学を「そもそもお金とは何か?」「経済学の基本」「どうすれば賃金が上がるのか」など10のパートにわけてわかりやすく解説しているのがこの本だ。

特に印象的だった内容は、「何かを選択すれば、コストが発生する」との考えだ。

パスタセットを食べる=チキンかあさん煮定食を食べる体験を失う!?

だが、「コスト」と聞くと、真っ先にイメージするのはお金ではないだろうか。100円のおにぎりを買うには、100円のコストがかかる。つまり、コスト=支払った金額というわけだ。

 


しかし、経済学ではコストについて、このような考え方をする。

あるものを選んだ時、他のものを選んでいたら得られたはずの価値が失われたと考える。

これはいったい、どういうことだろうか!?理屈は、こうだ。

たとえば、ランチに1000円のパスタセットを食べたとする。このときのコストは、「1000円に決まっているだろー!」と言いたいところだが、実は1000円のほかにもコストが発生している。それは、パスタ以外のものを食べたことにより得られたはずの満腹感やパスタ以外のものを食べる体験だ。

つまり、パスタセットを食べたことで、大戸屋の「チキンかあさん煮定食」や天下一品のこってりを食する体験を失った、と考えるわけだ。

人生の持ち時間を何に使うか

経済学では、このことを「機会費用」と呼ぶ。

なぜ僕が機会費用を引き合いに出したかというと、人生に通じる考え方だと思ったからだ。

生きている限り、その日に何をしようが、どこにいようが、誰といようが、僕らは何かしらのコストを支払っていることになる。

仕事に向き合えば、家族との時間を失っているし、北海道に旅行に行けば、沖縄県に旅行をする体験を手放している。マルチタスクなど言われるが、何もかもを同時に行うのは、不可能だ。

この「コストを払う」は、「人生の持ち時間を何に使うか」、もっと平たく言うと、「人生で何を優先するか」と言い換えることができると僕は思っている。

 

 

そもそも現時点の自分の状況は、望もうが望まないが、これまで自分が優先してきたことの結果だ。いま人生がうまくいっていると感じている人は、人生がうまくいくように行動することを優先してきた、つまり、そこにコストを払ってきたから成果を手にしている。

逆もまたしかり。

どうせ払うなら、好きなこと、情熱を持てることに払おう

僕らは、何をしたってコストを支払う。この支払いをスキップすることはできない。だったら、自分が心の底からやりたいこと、成し遂げずにはいられない情熱を燃やせることにコストを払う方がいい。子どもたちには、そのことを伝えたい。

もちろん、将来お金に困らないように、2人の息子には小さい頃から学びに時間を取ってもらうつもりだ。「お金の勉強って楽しい!」と思ってもらえるよう、僕は努めよう!

お読みくださり、ありがとうございました。

薗部雄一

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