理由はわからない。
でも、なぜかその場所に自然と足が向いてしまうことがある。
8月4日(金)朝、僕は子どもたちを保育園に預けた後、自転車で仕事へと向かっていた。
朝から気温は高く、日差しはものすごく強い。汗が頭から首に流れ、Tシャツは背中にかいた汗でびっしょりだった。
できるだけ急いで駅へ向かおうと足に力を入れてペダルを強く踏み込んでいたとき、僕の目に鮮やかな緑色が美しい木々が飛び込んできた。
通っていたのは住宅街。住宅の中にひっそりと佇む神社の木々だった。
この道は頻繁に通っているにもかかわらず、特に気にかけることもなく過ぎ去っていた。
しかし、今日はなぜか無視することができなかった。なんだか気になって、気になって、どうしても神社に行きたくてしかたがなくなったのだ。
見えない何かに僕はガツっと掴まれ、神社に吸い寄せられていたように感じられた。
気づくと、僕は神社の駐輪場にいた。自転車をしっかりと止め、財布を持って僕は鳥居へと歩みを進めた。鳥居で一礼した後、長い参道を歩いてお社へ向かった。
参道の両側には木が生い茂っていて、涼やかだった。セミの鳴き声を聞きながら、僕は緑にあふれる参道を歩いた。とっても、気持ちが良かった。
お社でお賽銭を入れ、礼と柏手を打ってお参りをした。
その後、僕は自転車に乗り、仕事へと向かった。
この神社にはかつてよくお参りに来ていた。
妻が長男を妊娠中にも来たし、次男が誕生後にもお散歩に来た。
しかし、いつの間にか、忙しさにかまけて足が遠のいてしまっていたことに気がついた。
もしかしたら、神社の神様が「ほんの数分のお参りをする時間のゆとりを持ちなさい」と僕にメッセージを送ってくれたのかもしれない。
どうやら、8月4日は、とっても運気が良い日らしい。
今元気で生きていることに感謝をして、時間にも気持ちにもゆとりを持って生活をしたいと思う。
お読みくださり、ありがとうございました。
薗部雄一
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