数あるブログの中から私、そのべゆういち(@papayuyu0309)のブログをお読みくださりありがとうございます。
僕は長男の保育園の送り迎えが大好きです。
自宅から保育園までは約2km。自転車で片道15分かかります。それだけの距離があるので、保育園に辿り着くまでの道のりには大通り、住宅街、公園がある場所など、道や景色にさまざまな変化があります。
僕が大好きなのが、この変化です。道も景色も違うから、保育園の行き帰りにどの道を行くかの選択肢があるんですよ。「今日は大通り経由で行こう」とか「今日は住宅街をたくさん通ってから行こうか」みたいな感じで自由に決めていけるのが僕は好き!おそらく人生でも言えると思うのですが、自分で選択できる感覚はしあわせ感情を呼びませんか?この道を通るしかないよりは、選ぶ自由がある方が僕は好きです。
住宅街では犬や猫といったペットを飼育しているお宅があって、そんな動物たちを眺めながら登園できるのも楽しいんですよ。玄関の塀の上にカメの入った水槽を置いてある家があるんですが、カメ好きな長男は「わー、カメさんだー」といって大喜び。そのお宅の前にちょっとだけ止まって、甲羅干しをして心地よさそうなカメを見てから登園したこともありました。
そうそう、住宅街には緩やかな下り坂が続くエリアがあって、自転車で風を切って走るのが気持ちいいんですよ。
その様子を長男が「道路の滑り台」と表現していて、言葉のセンスに「すごい!」と思ったなぁ。
約2kmという距離があるおかげで、自転車で片道15分かかる。一見すると「遠いなぁ」と感じるかもしれませんが、僕にとってはこの所要時間が遠すぎず、近すぎずでちょうどいい。
15分かかるから、その間に長男といろんな会話ができますし、いろんなものを見ることができます。保育園でその日にやりたいこととか、どんなお友だちと遊びたいかとか、こんな遊びが苦手だとか。会話から長男の状態がわか流。
とりわけ会話で長男が好きなのが、自動車、さまざまなお店に建物、上り坂に下り坂、(かなり遠回りをすれば)踏切、公園、道端に咲く花などについてです。
自然が好きな長男は、太陽や空、夕焼け、月、花がお気に入り。
こんな感じで、保育園の行き帰りに見える自然の様子をきっかけに、「おつきさま、きれいだね」のような会話が生まれるのですが、僕は長男と交わすこうしたコミュニケーションにしあわせを感じるんです。
桜の季節には桜を見て、梅雨にはレインコートに当たる雨音を聴きながら家路を急ぎ、夏は汗をかきながらセミの鳴き声に耳を傾ける。
最近は日が短くなって、少し前ならまだ明るかった時間帯には薄暗くなっています。日没時間の早まりからも、季節の移り変わりを感じます。虫の音も綺麗なんだよなー。長男は「パパ、(今聞こえる音は)スズムシ?」なんて質問してくる。よく知っているなぁ。
ところで長男が生後10ヶ月で保育園に通い始めてから、約1200日が経ちました。土日や祝日を除くとだいたい700日保育園へ行っていることになります。送迎担当は僕なので、僕はこれまで700回の送迎をしてきたことになる。数字にすると、ずいぶんと担当してきました。
送り迎え700回の間に、長男はかなり成長しました。何しろ通い始めは生後10ヶ月ですからね。まだつかまり立ちもしないし、ミルクも飲んでいた時期。登園、降園はベビーカーに乗せていました。
その月齢だと当然ながら会話はできないのですが、僕は長男にひたすら話しかけていました。トラックが通れば「トラックは大きいね!」と言い、イチョウの紅葉を見つけたら「これはイチョウというんだよ。葉っぱの色が綺麗でしょ」といった具合に。
帰りはよく寄り道をしました。スーパーに行ったり、遠回りをしてバス停に行ってバスを眺めたりしたなぁ。
だんだんと長男は歩けるようになり、言葉も話せるようになって、今では日本語で普通にコミュニケーションが取れます。松ぼっくりをまつもっこり、コオロギをコウモリと言い間違えているのだけどね、それはそれでかわいい!今しか聞けないじゃない?そんな言い間違え。
あとは2歳のときにやってきたイヤイヤ期ね!いやー、何に対してもイヤイヤ言っていて、大変でした。
登園しぶりもひどくてさ、僕は毎朝ゆううつだった時期もありました。「ほいくえん、いかない」とか言って、頑としてベビーカーから降りない。理不尽な抵抗に僕はなすすべがなく、登園に1時間近くかかったこともあったなぁ(さすがにここまでかかったのは1回か2回だけですが)
もう途方に暮れてしまい、途中にある公園のベンチに腰掛けてぐずる長男に「パパ、どうすればいいかわからないよ。つらいよ」と愚痴ったこともありましたね(笑)
そんな長男も今は4歳。
弟もできて、お絵かきを妨害されて「赤ちゃん、邪魔しないでよ。うわーん!!」と泣いてしまうことはあるけど、基本的には弟思いの優しいお兄ちゃんになってくれました。
保育園の行き帰りにも、普通に日本語で会話をできているんだよ。大のアンパン好きの彼は、僕の買ったパンが気に入らないときがあります。
パパ!!僕はけしの実が乗ったアンパンがいいんだよぉ〜。どうして買ってくれないんだよぉ〜。
僕がふとした瞬間に言ったけしの実なんて言葉をよく覚えているね!
ちょっと前までは犬を見て「ワンワン」とか「犬」と呼んでいたのに、近ごろは「子犬が鳴いている」、なんと子犬と言えるようになった。
え、犬の鳴き声から子犬って判断したんだよね??
そんなふうに長男の成長を感じながらの保育園の行き帰りは、僕にとって子育ての楽しみのひとつです。
3歳児クラスの長男は、卒園まで2年あります。
残りの保育園生活でも、僕は送り迎えを楽しもう。
お読みくださり、ありがとうございました。
薗部雄一
charoma0701@gmail.com
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