2児のパパライターの「子育て」と「写真」と「仕事」

新丸子の喫茶店で知り合って交際4カ月で結婚した夫婦の記録

赤穂浪士が好きすぎた小学生時代の話

12月14日。

それは5年前、僕ら夫婦が夫婦になった日だ。

f:id:efufunet:20201213131938j:plain

夫婦が出会った喫茶店で婚姻届を書きました!

大切な日であることは言うまでもないのだけど、僕にとっての12月14日といえば長らくずっと、この記念日だった。


赤穂浪士47人が吉良邸に討ち入った日…!


僕が赤穂浪士にドはまりしたのは小学校6年生のとき、俳優の北大路欣也さん主演の「忠臣蔵」を見たことがきっかけ。

 

f:id:efufunet:20201213131529j:plain

北大路欣也さんの大石内蔵助はかっこよかった!!

このドラマには、若かりし内野聖陽さんや山本耕史さんが出てたよ!


僕は小学校3年生のときから歴史が好きになったのだけど、赤穂浪士の討ち入りのことは知りませんでした。

だけどドラマを見るたび、どんどん興味をひかれていったんだ。

 

江戸時代といえば、武田信玄上杉謙信がドンパチしていたような戦国時代と違い、国内で大きな戦がなかった穏やかな時期です。

 

そんなゆるーい時代にですよ、幕府の本拠地がある江戸の街中で、徒党を組んだ武士による武力行使が行われていたことに僕は衝撃を受けたんです。

 

待て待て、江戸時代中期はそんなに治安が悪かったかな?

 

おこづかいを握りしめて近所の本屋で赤穂浪士についての本を買い、気づけば討ち入りが起こった原因を探り始めるまでになっていました。(今考えると小さい本屋だったのに、よくそんなマニアックな本が売っていたなあ)


当然、47人の名前やそれぞれの役職なんかも調べたよね。学校から帰るとすぐに本を開いて、「そうか、そうか、大石内蔵助(くらのすけ)さんは家老職だから役職が上だな。

 

討ち入りのリーダーになるわけだ」なんて考えながら、寝食を忘れて勉強づけの日々。当時は頭の中に常に47人の赤穂浪士が占拠している状態でした。

 

赤穂浪士に想いを馳せながら、お寺にも何度も行きました。

 

赤穂浪士のお墓は、品川・高輪の「泉岳寺」にあります↓

 

www.sengakuji.or.jp

お寺の入り口で線香を買って、47人すべての墓石に線香を手向けて手を合わせる。

 

そこに行くには自宅からはバスと電車を乗り継いで1時間以上かかるんだけど「大好きな人たちのお墓参りに行きたい!!!」その一心で足を運んでいたんだよね。

 

お寺の境内には資料館があって、館内には赤穂浪士ゆかりの品が展示されていました。鎖帷子という防具や刀、槍なんかが並んでいて、僕はそれらをじっくりと見て回りました。

 

身にまとっていた服なんてボロボロでさ、300年近く経っているんだなと感じるとともに、「この服を赤穂浪士が着ていたのか!うおーーー!!!」って、興奮したなあ。

 

47人はとっくに亡くなっているけど、彼らが使っていた洋服は残っていて、僕の目の前にある。赤穂浪士はこの服を着て毎日を過ごしたんだなと思うと、なんだか胸が熱くなったんだ。

 

こんなことを考えていて、趣味が赤穂浪士のお墓参りだなんて小学生は、どれくらいいるんだろうね。なかなか渋いよなあ。

 

ちなみにお墓参りと泉岳寺で僕が大好きだったのは、お土産。

 

お寺の入り口近くに売店があって、そこには赤穂浪士グッズがたくさん並んでいたんだ。たとえば赤穂浪士47人について詳しく書かれた本やポストカード、太鼓などです。

 

近くの書店ではとても手に入らない本ばかりで、泉岳寺では何冊も買ったよね。当時は今みたいにAmazonなんてないから、買える場所に行って買うのが得策だったんだよ。

 

あとは赤穂浪士47人の武装した姿を描いたポストカードもお気に入りでした。一枚一枚見るだけでは飽き足らず、両面テープで自分の部屋の壁一面にカードを貼り、自室にいるときにはいつでも赤穂浪士を身近に感じられるようにしました。

 

勉強中に疲れたら壁を見る。そうすると赤穂浪士の絵と目があって、「よぉ、がんばれ!」と叱咤激励されたような気持ちになったんだ。

 

あと太鼓とは何かというとね、これは史実と違う可能性があるのだけど、討ち入り時に寄せ手のリーダーである大石さんが太鼓をどんどんと叩いて名乗りを上げるシーンがあるんだ。

 

いやー、忠臣蔵好きな人には響くとおもうんだけど、この場面は手に汗握るんだよ!頑張れー、47人ー!!って応援してしまう。

 

f:id:efufunet:20201213131726j:plain

忠臣蔵で大石さんが叩く太鼓のデザイン!


武士はけっこう礼儀を重んじる人たちなので、戦いの際には「今から攻めるぞー!」と相手に挨拶をする習わしがあった。太鼓がその挨拶代わりという描写です。

 

でもそもそも早朝に襲っている時点で奇襲みたいだし、大きなハンマーで門の扉を壊して侵入しているしね。太鼓で名乗りを上げる意味とは…?と思うよね。(それを言ったらおわりなやつ)

 

この太鼓を僕は買い、自室で大石さんになりきってどんどん鳴らしていました。気分は完全に赤穂浪士ですよ。余談ですが、太鼓はひとつ6000円ほどしました。高い!!

 

赤穂浪士好きの影響は、学校生活にも及びました。6年生なので、卒業制作でオルゴールを作っていたわけですが、僕は外板の柄に大石さんの太鼓の柄を彫ったのよ。

 

太鼓の紋は大石さんの家紋である「右二ツ巴」。

 

f:id:efufunet:20201213131748j:plain



 卒業制作のオルゴールの外板に家紋を掘るなんて、僕は本当に赤穂浪士が好きだったんだなと思うよ。

 

でもね、オルゴールだけじゃないんだ。

 

卒業文集のテーマにまで赤穂浪士を選びました。

 

タイトルは、「赤穂浪士」。

 

なんのひねりもない、シンプルな4文字。

 

文集ができてクラスメートの書いたものと比べると、ひときわ目立っていましたね。

 

だいたいは遠足や運動会など、小学校6年間の思い出をトピックにあげることが多いのに、僕は学校生活に全く関係ないことを選んでいるからね。

 

文集を清書する前に担任の先生に確認をとるのだけど、なんと先生も赤穂浪士が好きだったので、OKが出たんですよ。

 

そして担任の先生の苗字は、浅野さん。

 

赤穂浪士の主君と同じ苗字という偶然よ!

 

浅野先生、あのときはありがとうございました!

 

赤穂浪士への情熱は中学2年くらいに冷めていったのだけどね、今でも12月14日になると「討ち入りだなー!」と47人に思いを巡らせる、というお話でした。

 

なんだかこの文章を書きながら小学生の自分を振り返って、僕って変かも…?と不安になったけど、まあ、いいや。

 

ここまで語ってきて何なんだ赤穂浪士、気になっちゃったよ、て方はこっちの記事(近日中に公開!)もオススメだよ。


おわり

 

そのべゆういち

charoma0701@gmail.com

 

noteで子育てや夫婦観、家族について思うことを書いています。

 

note.mu

 

記事のアイキャッチに使える写真を販売しているよ♪ 

 

snapmart.jp

 

インスタグラムはこちら→

 

読者登録はこちらからお願いします^ ^

  

麻婆豆腐。それは僕が地球上で一番好きな料理

11月9日朝、妻が2人目の男の子を出産しました。

 

f:id:efufunet:20201206113205j:plain

 

 

妻は次男の出産にあたって、東京都町田市にある「ベルンの森クリニック」という産院を選択。

 

決め手は無痛分娩ができることと産院のケアがとっても手厚いことだったのだけど、入院中に出される料理が美味しいことも魅力的だったんだ!


この写真を見てください!

 

f:id:efufunet:20201206113547j:plain

肉〜!!!

 

出産当日、産院がランチで出してくれたローストビーフなんだけど、ボリュームたっぷり!

お肉は厚切りのため食べ応えも抜群でした。

 

妻から数切れもらって食べたのだけど、お肉は柔らかくて、まるでレストランで食べているみたいだったよ。

 

www.instagram.com

 

 


話は変わって、妻が入院した産院では、事前に希望すれば面会者の食事も用意してくれて、個室で一緒にごはんを食べることができるサービスがあったんです。

 

僕はさっそく、大人ひとりのランチを予約!

 

予約当日、どんな料理が出てくるのか心躍らせながら妻の個室に行くと、テーブルの上に中華の御膳が置かれていました。

 

f:id:efufunet:20201206123935j:plain

とある日のランチ。産院が出してくれる料理とは思えないくらい美味しそうだし、本格的。

 

 

 

この日のメニューは、かに玉チャーハン、麻婆豆腐、ワカメのスープに中華ドレッシングがかかったサラダなど。

 

とっても美味しそうでしょ?

 

メニューの中でも僕が真っ先に注目したのが、麻婆豆腐でした。

 

 

f:id:efufunet:20201206124517j:plain

 

 

糸唐辛子の真っ赤な色合いが眼を引きます。一番に口をつけましたよ!

 

f:id:efufunet:20201206124734j:plain

 

 

 実は僕、地球上で一番好きな料理が麻婆豆腐なんです。

ショウガやニンニクの良い香りや赤唐辛子の赤色が、僕の食欲を強烈にかきたててくる。

 

 

f:id:efufunet:20201206121753j:plain

 

 

 

わー、辛そう、美味しそう…。よだれが出る…。

麻婆豆腐は中国発祥の料理で、ありあわせの材料でつくったことがきっかけだとか。

陳さんという、顔にあばた(麻)のある老齢の女性がつくった豆腐料理ということでら麻婆豆腐との名が付いていると言われています。

正しくは、陳麻婆豆腐と言うの、知ってた?

ちなみに日本に伝わってきたのは1970年代のこと。

同じく陳さんという名字の料理人が日本じゃの味の好みにアレンジした調理法を紹介し、家庭料理として広がっていきました。

おそらく多くの家庭では麻婆豆腐をつくるとき、市販の素を使うと思うんですよ。

中にはひき肉が入っている商品があるし、基本的に水溶き片栗粉を用意する必要がないので、とっても便利!

水溶き片栗粉の準備ってさ、地味に面倒くさいんだよね。

素を使えば豆腐と水を入れて煮立てるだけで完成するから、手軽に麻婆豆腐がつくれる!
 

でも大の麻婆豆腐好きとしては、素を使っては物足りません。

大好きな料理を自分で一から作るのが至福の時なんだ!

作り方をざっと言うと、こんな感じ。

 

 

ショウガ、ニンニク、白ネギをみじん切りにしてひき肉と炒め、味噌と豆板醤に火を通して香りを出します。

 

水を入れてひと煮立ちさせたら砂糖や醤油、酒、鶏ガラだしなどの調味料を入れて味をつけ、四角く切った豆腐を入れ、最後に水溶き片栗粉でとろみをつける。

 

 

 

文字にするだけで面倒くさいこれらのプロセスを淡々とこなすことに僕は喜びを感じるのです。

 

思えば僕の20代は麻婆豆腐とともにあったと言っても過言ではありません。

 

毎週土曜日か日曜日には横浜へ行き、ランドマークプラザにある「陳建一麻婆豆腐 みなとみらい店」に行って、麻婆豆腐ランチを食べるのが習慣でした。

 

週末だけでは足りなくて、平日の数日は仕事帰りに材料を買い、自分で麻婆豆腐をつくって食べていたほど。

 

一度何かに凝り始めると、ずっとやり続けてしまうのが僕の習性です。

 

中でも僕がこだわっていたのが、絹豆腐の水切りでした。

 

豆腐の好みは絹、木綿と人によって違うと思うんですけどね、舌触りがよくて見た目にもツルッとしている絹が僕は好き。

 

でも木綿に比べて柔らかいので、フライパンで調理をしているときに崩れてぐちゃぐちゃになってしまうことがあります。

 

菜箸やお玉でかき混ぜるからさ、少しは形が崩れるよ。

 

でも崩れっぷりには限度があって、原型をとどめないほどぐちゃぐちゃになるのを僕は許せないんだ!

 

せっかく味が決まっても、麻婆豆腐の主役でもある豆腐の形がイマイチとあっては、残念だと僕は思うから…。

 

でも調べた結果、絹豆腐が崩れるのを防ぐ方法と出会ったんですよ!

 

それは、事前に水切りをしておくこと、です。

 

かなりシンプルでしょ!?

 

水切りとは文字通り、豆腐から水分を取ること。余計な水分を除くことで豆腐の形崩れを防げるわけです。

 

手順はこう!

 

絹豆腐を四角く切ったらお鍋にお湯を沸かし、塩をひとつまみ入れてちょっとだけ茹でます。

 

豆腐から余計な水分がとれるし、豆腐を温めることもできる。

 

茹で終えたらザルにあげて、水気を切ります。

 

そしておいしくするポイントは、水切りは豆腐を入れる直前にやること。

 

水切りを始めるタイミングを図らなきゃいけないから、素を使わずに麻婆豆腐をつくるって、とっても面倒なのだ!

 

それでも自分でつくりたいと思うのは、よっぽど好きなんだなとあらためて思うなぁ。

 

余談なのだけど、23歳のときにひとりで北京に出張に行ったことがあるのね。

 

「麻婆豆腐といえば中国!せっかく北京に来たのだから帰国前に麻婆豆腐を食べよう!」ということで、市内のお店に入ってオーダーしたのですが…。

 

見た目の美味しさとは裏腹に、辛さレベルが想像を超えていてスプーン3杯でダウン…。

 

辛すぎてスプーン1杯の麻婆豆腐を食べるのにコップ2〜3杯の水が必要で、僕はあっさりとギブアップしました。

 

おそるべし、本場の麻婆豆腐!!

 

汗をだらだら流しながら必死の形相で麻婆豆腐を食べる様子を見た店員さんが、僕にいろいろと話しかけてきてくれたのですけどね、僕は中国語がほとんどわかりません。

 

身振り手振りと筆談(表記が違うことはあるけど、漢字でコミュニケーションが取れるのは日本人の強みだと思った!)で会話をし、中国語で「辛い」は「辣」(ラー)と呼ぶことを学びました。

 

ん、待てよ。「辣」ってどこかで見たことがあるな。

 

あ、そうかー

 

「辣油」だ!

 

辛いから「辣」という字が使われているんだね。

 

僕は麻婆豆腐は好きですけど、比較的甘めの味付けのみ。

 

未だに辛い麻婆豆腐は食べられません。

 

そのべゆういち

charoma0701@gmail.com

 

noteで子育てや夫婦観、家族について思うことを書いています。

 

note.mu

 

記事のアイキャッチに使える写真を販売しているよ♪ 

 

snapmart.jp

 

インスタグラムはこちら→

 

読者登録はこちらからお願いします^ ^

  

息子の泣き声が大きくて、児相に通報されてしまいショックを受けた話

数あるブログの中から、そのべゆういちのブログをお読みくださってありがとうございます!

 

twitter.com

 

2020年6月23日(月)の夕方だったかな、保育園のお迎えから帰り、手洗いとうがいをしていつも通りに食卓についていたとき、事件が起きました。

 

ピンポーン!

 

僕:お、こんな時間に誰だろう?宅配業者さんだろうな?最近はネット通販で買い物をすることが多いからね。

 

そう思いながら、リビングにあるインターホンの画面を見たら、スーツを着た知らない男性2人が立っています。

 

誰…?

 

手にはバインダーのようなものを持っていて、「何かの調査かな?夕飯時にアンケートへのご協力をお願いしますなんて言われるのは嫌だな…」とちょっと不機嫌になりました。

 

食事中、妻が「はーい」と言いながらインタホーン経由で応じると、男性は「市役所の者ですが」と言うんですよ。

 

市役所の人?

 

僕が役所に出向いて手続きをすることはあっても、職員がわざわざ市民の家に来るのは何か怪しい…。

 

税金の滞納はないぞ!何もやましいことはないのだけど。

 

新手の詐欺集団かもしれない!と最高レベルの警戒心を持ちながら僕は玄関に行き、扉を開けました。

 

ガチャ

 

男性「夕飯時にすみません。薗部様のお宅でお間違いないでしょうか?

 

僕「は、はい(何??)」

 

次の瞬間、男性ふたりの首からかけられたカードに僕の目はくぎ付けになりました。

 

児童相談所

 

これは、もしや、あれか…。

 

僕は状況をなんとなく察しました。

 

児相の職員が我が家にやってくることに思い当たる節があったからです。

 

遡ること数日、6月20日(土)午後9時ころのことでした。

 

3歳になりたての長男は、イヤイヤ期真っ盛り。

 

何にでも自己主張をして、あれが嫌だ、これがいいだと繰り返していました。

 

この日の夜、長男の機嫌はいつも以上に悪くて、寝かしつけにかなり手間取ったんだ…。

 

子どもあるあるかもしれないんだけど、長男が寝室で「ティッシュで遊びたい!」とゴネ始めたんだよ。

 

ティッシュを箱から一枚一枚シュッシュと取り出すのは面白いよね!

 

彼の気持ちはわかるんだよ。なぜって僕も小さい頃にティッシュで遊ぶのが楽しかったから。

 

遊ぶだけでは飽き足らず、食べていたこともあったっけな…。

 

白色の海苔?と思っていたんだろうね。

 

話を長男に戻すね!

 

彼がティッシュで遊びたがるのはわかるんだけど、部屋を散らかされると片付けが大変だしさ、僕は「ティッシュはおもちゃじゃないよ」と長男を諭そうと試みました。

 

僕の注意なんて、全く効果なんてないよね(笑)

 

それどころかティッシュで遊ばせてもらえないことに長男は完全に腹を立ててしまい、泣き声はどんどん大きくなりました。

 

うわーん!

 

f:id:efufunet:20201219155721j:plain

 

もともと彼は泣き声が大きいから、もうとにかく大声量よ!

 

「いやーだ!!」という彼の声が家中に響き渡ります。

 

僕は息子の体を撫でたり、「遊びたいね。でもね、ティッシュは遊ぶものじゃない。いまは寝る時間だから、パパと一緒に手を繋いで寝ようね」と伝えるものの、状況は悪化するばかり。

 

15分ほど僕は息子の隣で必死にあやしたけど、何をしても息子は泣き止みません。

 

このときに長男が発した言葉が最悪すぎる。

 

パパー!!助けてー!パパー!!助けてください!!

 

ちょい待てー!!

 

そんなこと言ったら周りに違和感を与えてしまうでしょうが…。

 

パパは君の話を聞こうとしているんだけど、君は全く耳を傾けずにひとりで泣いているんじゃないか!

 

息子の発言がもしご近所に漏れたら、「あのお宅ではお子さんを虐待してる??」と、あらぬ疑いをかけられてしまう。

 

ご近所に漏れてないかな。大丈夫かな?

 

長男の心配をしながら、僕はそんなことを思っていました。

 

僕はいったん冷静になろうと思い、寝室から離れてリビングに向かいました。

 

お子さんのいやいや期を経験された人ならわかると思うのですが、子どもの癇癪は本当に理不尽です。

 

なにそれ、言いがかりなの?レベル。

 

長男の事例ですが、

 

・息子より先にドアを開けた

・ゴミ捨てに一緒に行けなかった

・好みのコップに水が注がれていない

 

みたいなことで激しく不機嫌になります。

 

好みのコップに水が注がれていないで怒るとか、どこの亭主関白だよって感じだよね。

 

f:id:efufunet:20201219155721j:plain

 

長男のコップは3つあるのに、そのうち1つしか使いません。うっかり洗い忘れたときなんて面倒よ。すぐに洗わないと、「これじゃない!」と怒りまくる。

 

親だって人間だし、感情がある。とってもイライラしてしまうことがあるから、そんなときは意図的に子どもから距離を置いて冷静になるんですよ。

 

独身時代、街中で子どもに声を荒げたり、時に叩いたりした親を見て「最低な人だ!なんで親になったのだろう」と軽蔑していました。

 

でも親になっいま、彼らの気持ちが痛いほどわかる。

 

その人たちは、その時まで子どもの理不尽な要求になんとか応えようと努力し、耐えて耐えて耐えて、もう限界になって声を荒げたり手を上げたりしてしまったのだろうと思えるようになったんだ。

 

僕は息子には優しく接したいし、高圧的になりたくないから(飛び出しするとか、危険な場面では声を荒げるけど)、離れて自分の気持ちに向き合い、気分を入れ替えて息子に向き合おうと思っていました。

 

息子が2歳のときからイヤイヤが始まりましたが、これまで数えきれない理不尽な言いがかりを食らい、その度に対応してきました。

 

あやしてうまくいくときはありますが、どうにもならないこともあります。20日の夜はまさにそうでした。息子は合計で30分ほど激しく泣き、その後おさまってスヤスヤと眠りました。翌日はケロっとしているから、参ったよ。

 

ああ、このときのことだろうな。息子の発言を聞いて、児相に通報した人がいるんだろうな…。

 

僕はそう思ったよ。

 

長男は「たすけてー!」なんて言うからね。なんの事情も知らない人からすれば、「この家で虐待が行われているのではないか」と心配するのも無理はない。

 

児相職員の方は、「ご心配されている方がいらっしゃいまして」とかなり言葉を慎重に選んで僕ら夫婦に話しかけてきました。

 

そこで僕は息子の声が大きいこと、朝や夜に大声で泣く傾向があること、20日夜に特にかんしゃくがひどかったことなどを伝えました。

 

僕を取り調べて、どこかにしょっぴく気でいるのか?と身構えていたけど、蓋を開けてみたら児相職員の方の対応はとても親切でした。めちゃめちゃ紳士的な対応だった。

 

取り調べどころか家庭がどんな感じなのか、実際に何があったのかを丁寧かつ紳士的に質問されました。最初はびっくりしたものの、一切悪い気分にならなかったし、こちらもやましいことはないので状況をちゃんとお伝えし、10分ほどで職員の方は帰られました。

 

正直に言うとさ、通報した人に強いいら立ちを覚えたよ。

 

長男の声を聞いただけで虐待を邪推して通報しやがってー!!!

 

でも数日が経って、冷静になったときにね、「その方はきっと善意からの行動だったのだろうな」と思えるようになった。

 

子どもが犠牲になる痛ましいニュースを目にするからね、「もし自分が通報しなかったことで幼い命が失われるのは嫌だ」と思う気持ちがわかるんだ。

 

もし隣室で同様の声が聞こえてきたら、僕も児相にコンタクトをとるかもしれない。

 

とはいえ、正直に言ってショックでしたよ^^;

 

たしかに長男の泣き声は大きいし、「パパ、助けて~」と大声で子どもが叫んだら不信に思われるのは当たり前だろうね。

 

ただ、僕は自分の努力や行動が否定されたかのように感じてしまい悲しくなったんだ。

 

僕は普段から息子に愛情深く接し、イヤイヤに向き合い、仕事時間を調整し、毎日必死なのよ。

 

それがまるで無駄なことのように思えてしまったんだ。

 

息子がかんしゃくを起こし、20日夜のように泣くのはめったにありません。

 

たいてい息子は朗らかだし、こんな事態は珍しいんですよ。

 

子どもが大声で泣くのは仕方がないことじゃないか!?

 

ちゃんと育児をする、しっかり仕事もする、何もかもちゃんとする、他人に迷惑をかけないようにする。率直に言って育児のハードルって高すぎだろ!って思った。

 

自分にも、社会にも、なんだか腹が立った。

 

児相に通報されたことで受けた衝撃は大きくて、行き場のない気持ちに悶々としてしまい、昨夜は深夜2時まで眠れなかった。

 

人によっては、子どもの泣き声に敏感になってしまい、ちょっとでもお子さんが泣くと「また通報されるから泣くんじゃない!」とお子さんに高圧的に接してしまう親御さんもいるかもしれない。

 

児相への通報はショックすぎた…。

 

f:id:efufunet:20201220153548j:plain

  

でもいいんだ。

 

僕が息子を可愛いと思い、一生懸命に子育てをしてきたのは事実なんだ!

 

誰が何と言おうが、彼は僕の大切な子どもだし、彼が僕の愛情を受け取ってくれていればいいんだ。

 

僕はいま、そう思っているよ。

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

薗部雄一

charoma0701@gmail.com

 

noteで子育てや夫婦観、家族について思うことを書いています。

 

note.com

 

記事に使える写真を無償でご提供しています。

 

www.photo-ac.com

 

インスタグラムはこちら→

 

読者登録はこちらからお願いします^ ^

  

紫陽花と妻と相模原市と

在宅パパライターのそのべゆういちです。このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。

僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なり、交際して4か月で結婚しました。

そして、2017年6月3日朝、元気な男の子が誕生しました。誕生の瞬間には涙が流れ、命懸けで出産に臨んだ妻に感謝の気持ちでいっぱいになりました。妻子への愛情をあらためて感じます。

「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。

妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~

 

僕は昔から、紫陽花が大好き。

 

こんもりとして可愛くて、紫やピンク、白などさまざまな色があって、とても綺麗。

 

なんだか雨がとっても似合うところも好きなポイントです。

 

f:id:efufunet:20200606144913j:plain

6月6日に撮った咲きかけの紫陽花


梅雨時は体調を崩しがち(なぜかお腹がゆるくなる)なほか、雨が多くてなんだか気分が落ちるのだけど、紫陽花が見られるのは嬉しい。

 

小さい頃は母と散歩中に紫陽花をよく見たし、社会人になってからも休みの日には紫陽花の名所に出かけました。

 

鎌倉の紫陽花スポット「明月院」や「成就院」の紫陽花はよかったなぁ。

 

f:id:efufunet:20200606145702j:plain

成就院の高台から見た紫陽花(前方は由比ヶ浜

 

上の写真は雨の時に撮ったのだけど、雨の滴がとっても似合うでしょ!?

 

太陽が似合う花代表が向日葵なら、雨が似合う花代表は紫陽花。

 

僕の中ではそんなランキングができあがっています。

 

そんな感じで紫陽花が好きでいたら、僕の人生で紫陽花をめぐる素敵な縁がふたつありました。

 

ひとつは、妻です。

 

f:id:efufunet:20200603081739j:plain


妻の名前は陽花(ようか)と言い、「紫」はないものの、字の並びはほぼ紫陽花。

 

妻も自分のことを「紫陽花だよ。私の花だよ」とよく言います。

 

息子が生まれる前にはふたりで散歩をして紫陽花を見たなぁ。

 

ま、まあ新婚時代にお金がすっごくない時期があって、ひとつのアイスクリームをふたりで分け合って食べたことがありました。

 

f:id:efufunet:20200606151001j:plain

(このときは生活が苦しかった……)

 

そのお店には小さい紫陽花が咲いていて、不安な気持ちが救われたっけな。

 

f:id:efufunet:20200606150926j:plain

 

もうひとつは、相模原市

 

どの市も「市花」といって、そのまちのシンボル的な花を制定しています。

 

たとえば、横浜市は「バラ」、鎌倉市は「ササリンドウ」という感じです。

 

相模原市の市花はなんと「紫陽花」だったんですよ。

 

紫陽花の飾りを身につけた「さがみん」なるキャラクターまでいるほど。

 

 

f:id:efufunet:20200606151755p:plain

 

(紫陽花の圧がすごい……。)

 

市内のマンホールのフタには紫陽花の模様が掘られているし、街路樹の下には紫陽花が植えられていて、街を歩けば紫陽花が目に入ってきます。

 

僕らはもともと川崎市で出会い、そこで入籍したのですが、その後わけあって相模原市に引っ越しをしました。

 

普通さ、引っ越し先の自治体の花を調べないよね。

 

「あ〜紫陽花か、いまいちパッとしないな。やめよ」

 

となる人はおそらく少ない。

 

本当にたまたまだったんだよね。

 

かつては夫婦ふたりだけで紫陽花を見ていたけど、今では3歳になった息子とも眺められるようになりました。

 

保育園の行き帰り、「あ、お花!」と言う息子に対して僕は「あれはね、紫陽花っていうお花だよ」と教える時間がとっても好きなんだ。

 

本人は花よりも消防車や救急車が好きだから、紫陽花をゆっくりとは見られないのだけどね^^;

 

大好きな息子と大好きな紫陽花を見る時間は、豊かだな〜と感じます。

 

関東地方はまもなく梅雨入り。

 

これからもっと紫陽花が綺麗に咲くはず^ ^

 

家族みんなで紫陽花を眺めるのが楽しみだな。

 

そのべゆういち

charoma0701@gmail.com

 

noteで子育てで思うことを書いています。

note.mu

 

趣味で撮影した写真を販売しているよー!

 

snapmart.jp

 

インスタグラムはこちら。

www.instagram.com

 

 読者登録はこちらからお願いします^ ^

  

息子が僕の脇毛を見て「これなぁに?」。僕はどうやって答えるべきかのか…。

在宅パパライターのそのべゆういちです。このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。

僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なり、交際して4か月で結婚しました。

そして、2017年6月3日朝、元気な男の子が誕生しました。誕生の瞬間には涙が流れ、命懸けで出産に臨んだ妻に感謝の気持ちでいっぱいになりました。妻子への愛情をあらためて感じます。

「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。

妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~

 

昨日3歳になった息子。彼はいろんなことに興味を持つだけでなく、感じた疑問をたくさん質問してようになりました。

 

いわゆる「なぜなぜ期」です。

 

efufunet.hatenablog.com

 

息子と街を歩いたら、「これ何だろう?」「あれ何だろう?」の連続です。

 

彼の質問に対し、息子がわかるように言葉を選んで答えるのは楽しいし、知らないことを知りたいと思うのは成長の過程なので僕は嬉しいのです。 

 

ただ、子どもは親が答えにくい質問を容赦なく浴びせてくるものでして、中には回答を窮してしまうことも……。

 

たとえば、「赤ちゃんはなんでできるの?」とキラキラした目で言われたら困ってしまいますよね。

 

まだその質問は出てきていませんが、昨日こんなことを息子に聞かれました。

 

それはお風呂でのできごと。

 

いつものようにお風呂で息子の体を洗っていたとき、彼がこんなことを言ったんです。

 

「パパ、それな〜に?」

 

僕は最初、息子が言う「それ」が理解できなかった。

 

「何のことかな?」

 

僕が彼に聞くと、息子は僕の脇の下を指さしています。

 

ど、どうやら息子は僕の脇の下に生えている毛、つまり脇毛が気になっているようです。

 

脇毛はそれなりに生えているし、息子からしたら体のほとんどが肌色なのに一部が真っ黒なのはたしかに気になるよね。

 

僕はどうやって答えるべきか悩みました。

 

f:id:efufunet:20180922110630j:plain

 

 

「それは脇毛って言うんだよ!」と即答したくなりましたが、いや待てよとストップをかける。

 

そのとき、僕の中でこんな会話が繰り広げられていました。

 

僕A:子どもからのストレートな質問にはちゃんと返さないと!

 

僕B:いやいや、ここで脇毛って言うか?たしかに正式名称だけどさ、3歳相手に言うかな?

 

僕A:うーん、そうだよなぁ。脇毛はまずいかな。でもいつかちゃんと説明しないといけない時期がやってくる。隠す必要はあるのだろうか。 

僕B:息子に「脇毛だよ」なんて言ったら、保育園で保育士さんに「えっとね〜、きのうパパとお風呂にはいって、わきげ見たの〜」と言われるぞ〜。

 

僕A:うっ。。。

 

僕B:いやだろ、いやだろ〜?

 

息子がまだかまだかと僕の答えを待っている中、僕は考えに考え抜きました。

 

そして僕の口から出た言葉は、

 

「脇に髪の毛が生えちゃったんだよ」

 

これでいいのかー!!!!

 

わからない。今はこれでいいのかわからない。

 

でも僕は信じる。

 

今はこれでいいのだ、と。

 

しかし考えれてみれば、脇に生えた髪の毛という回答はよくなかったかもしれない。

 

息子が誰かに「パパね、わきのしたにかみがはえているよ」と言ったら、相手は息子の発言の意図を秒でつかむでしょう。

 

パパの脇毛のことだね!!

 

どんな答えを伝えても、脇毛が生えている事実は変わらないし、息子もいつか理解する。

 

次に聞かれたら、「これは脇毛だ!」「君もいつか生えるんだ」と伝えよう。

 

以上、子育ての日常でした。

 

そのべゆういち

charoma0701@gmail.com

 

noteで子育てで思うことを書いています。

note.mu

 

趣味で撮影した写真を販売しているよー!

 

snapmart.jp

 

インスタグラムはこちら。

www.instagram.com

 

読者登録はこちらからお願いします^ ^

  

3歳になった息子へ。あなたと一緒にいたから感じられる幸せがある

在宅パパライターのそのべゆういちです。このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。

僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なり、交際して4か月で結婚しました。

「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。

妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~

 

今日6月3日、息子が3歳の誕生日を迎えました。

 

f:id:efufunet:20200603074001j:plain

幼児向け動画に夢中


小さな体のどこにそんなエネルギーを秘めているのだろう?と思うほど元気で、「海苔巻き、海苔巻き♪」と言いながらジャンプをしたり、部屋で追いかけっこをしたりします。この追いかけっこはガオガオごっこと言い、肉食恐竜が「ガオ〜」と吠えながら草食恐竜を狙う子ども向け動画のシーンを息子が真似たものだと思われます。正直、めちゃめちゃ疲れる。

 

f:id:efufunet:20200602165944j:plain

息子は朝から飛び跳ねています。

今朝は5時すぎに「パパ〜、お腹空いた〜」と強引に起こされ、ちょっとイラっとした(汗)ごはんを急いで準備したのに、食べないという(・・;)

 

息子が生まれたのは、2017年6月3日(土)午前5時28分のこと。元気な産声をあげて妻のお腹から出てきたときは感動して言葉になりませんでした。

 

efufunet.hatenablog.com

 (息子が生まれた翌日に心境を綴ったブログ)

 

新生児のころは1日の大半を寝て過ごしていて、言葉もわからず、ちょっと触ったら壊れてしまいそうなくらいか弱かったのに、今では体重が16キロになり、「これいらない!」「パパ、海苔取ってくれる?」(息子は韓国海苔が好物で、お米を巻いて食べる)と偉そうに言ってくるまでに成長しました。

 

この3年はあっという間だったと同時にとっても長かったと感じます。とにかくいろんなことがあって、35年の人生の中でも相当に密度が濃い時間でした。

 

妻が妊娠中は夫婦だけの穏やかな生活で息子の誕生を心待ちにしていたけど、生まれた後は初めての育児に妻と僕は戸惑いまくる日々が始まることに。

f:id:efufunet:20170702183857j:plain

ミルクをごくごく

命を守るプレッシャーに加え、当時は僕が家を半日空ける働き方をしていてワンオペ状態になったため、妻は心身のバランスを崩してしまいました。「死にたい」「子どもがかわいくない」といった言葉を発するようになり、「赤ちゃんを楽しみにしていた妻はどこに行ったのだろう?」と僕はどうしていいかわからなったことがあります。

 

家族を養うために仕事に邁進したい僕と、家事と育児をもっとやってほしいと望む妻。双方の考えがぶつかって夫婦仲は悪化し、家族崩壊の危機に陥ったこともあった。

 

最終的に僕は家事と育児をするために働き方を変え、在宅メインで仕事をするようになりました。オフィスに行くのが当たり前だと強く思い込んでいたから最初は戸惑ったけど、家族と一緒にいる時間が増えたことで家族仲はうんとよくなりました。 

 

note.com

 

とにかく毎日を必死に生きて生きて生きてきて、今日を迎えた。そんな感覚です。

 

息子誕生日の朝、保育園準備をしながら妻の妊娠中からこれまでの生活や味わった感情を思い出し、「パパはあなたが大好き。パパの息子に生まれてくれてありがとう」と伝えました。

 

まあ、本人は大好きなキウイを食べていて、「ふーん、そうなんだ」という反応でしたけどね。

 

f:id:efufunet:20200603081434j:plain


率直に言うと、子育てを始めてから「なんて大変なことばかりなんだ」とたっくさん感じてきました。

 

息子は親の思い通りになんて行動しないし、親の状況なんてお構いなしに要求を突きつけてくる。息子が生後3ヶ月くらいのときはミルク、おむつ、仕事、自分の食事、沐浴、寝かしつけ、夜のミルクみたいにやることが次から次へとやってくる。頭を休ませる時間がなくて、発狂しそうになったことがありますよ。

 

f:id:efufunet:20180922110630j:plain



思うように仕事ができないことにストレスを感じ、もし子どもがいなかったらもっと進むし稼げるかもしれないのに、なんて黒い感情が沸き起こったこともあった。そんことを思う自分が嫌で、悶々と過ごしたこともあったなぁ。

 

眠いのに夜泣きで何回も起こされるし、大人だけならカップ麺ですませるところを栄養を考えてごはんを用意したら見向きもしない。なかなか寝なくて、薄暗い寝室で息子の隣で1時間半を費やしたことにはキーーーー!!!ってなった。

 

f:id:efufunet:20170811220946j:plain

ぐったり

 

一方で、大変なことを吹き飛ばすくらいの楽しさや幸せも子育てにはあります。

 

愛する妻との間に子どもをもうけられたことが嬉しいし、夫婦一緒に子育てに向き合うことで連帯感が増して絆が深まった。(最初はもめたけど)

 

妻がもともと持っていたユニークさが光っているよ。博多よしもとにスカウトしかけたほどの笑いセンスがあるからね。

 

青いドレスを着たプリンセス(僕はディズニーきゃらがよくわからない)の格好を真似て、ホールニューワールドを熱唱していました。僕は妻が歌う姿を微笑ましく見つめていました。

 

f:id:efufunet:20200603102021j:image

 

息子の成長を目の当たりにできる感動は言葉に表せないよ。初めてパパと言った瞬間、おぼつかないながらもひとり歩きしたときのことは今でも覚えてる。きっと僕がこの世を去るときに頭に浮かぶシーンのひとつになるはず。

 

日本語でちゃんと会話できてるのはとっても不思議!日本人だし、妻も僕も保育園の先生もお友だちも日本語を使ってるから当たり前なんだけど、息子が「電気消す〜」「今度、電車に乗ろうね!」と言ったときには驚いたよ。

 

ついこの間まで「アーウー」と言ってたよね?今僕は息子と会話してる!?って感じで、ひとりで騒いでいますね。

 

f:id:efufunet:20200602225639j:plain

新緑の公園 風が心地よかった


僕は自然が好きで、「たんぽぽだよ」「小鳥さんが木に止まっているね」なんて息子に話しかけます。繰り返し伝えるうちに息子は覚えてきて、「パパ、たんぽぽ咲いてるね!」と教えてくれるようになる。嬉しいですよ^ ^

 

f:id:efufunet:20200603073429j:plain

 

あとはね、日常の何気ない瞬間を大切にできるようになったことも子育ての楽しさのひとつかな。

 

僕にとって価値がないと感じるもの、面白味がないものを息子は興味を示します。大通りを走る車両運搬車(複数の車を運ぶ大型車)やタクシーを見て息子は大興奮。僕には魅力がよくわからないのだけど、彼にとってはそれらの車がキラキラ輝いて見えるんだろうなぁ。自転車に乗っている間ずっと車両運搬車のことを話しています。

 

車だけではなく、月や星を見て喜んだり、水たまりに入ってわざと濡れて笑ったりと、息子の辞書には退屈の2文字はないかもしれません。

 

f:id:efufunet:20200603073651j:plain

 

息子と日々を過ごすうちに、日常には楽しいことだらけなんだなと感じました。ぼくが見ていないだけで、面白いことはいつも僕の周りにあるんだよなぁ。

 

息子が生まれてから今日まで本当にいろんなことがあった。大変だったよ(・・;)

 

それでも今思うのは、息子がいたからこそ味わえる感情があり、見える景色があるということ。ワクワクも、イライラも、愛しさも、憎しみもみーんなOK!息子がいるからこそ在宅メインで働いているし、夫婦ともに自営業をしている。会社員しかありえないと思っていたから、こんな働き方をしているなんてこれっぽっちも考えなかった。

 

夫婦だけで暮らしていたときには予想もしなかった毎日を過ごしているって、面白い。

 

かわいい息子よ、生まれてきてくれてありがとう^ ^

パパはあなたがいて、幸せです。

(早起きは勘弁してほしいけど)

 

そのべゆういち

charoma0701@gmail.com

 

noteで子育てで思うことを書いています。

note.mu

 

趣味で撮影した写真を販売しているよー!

 

snapmart.jp

 

 

インスタグラムはこちら。

 

読者登録はこちらからお願いします^ ^

  

僕が家族優先の働き方を選んだ理由。ただ家族が好きだから

在宅パパライターのそのべゆういちです。このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。

僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なり、交際して4か月で結婚しました。

 

「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。

妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~

 

「家庭優先の働き方をするメリットは何だと思いますか?」

 

このような質問を受けることがあります。

僕が在宅メインで家事と育児をたくさん行う「家族を優先する働き方」を始めたのは、息子が生後3か月のころ。考えてみれば、もう2年以上もいまのスタイルを続けています。

 

「子どもが可愛くない」妻の産後うつで生活を変えた

 

そもそも僕がいまのような働き方を選んだのは、妻の産後うつがきっかけでした。

妻にとっては待ち望んだ我が子でしたが、妊娠と出産による心身のダメージと、僕が仕事で半日は家を空けたため妻にワンオペをさせてしまったことで「子どもが可愛くない」とまで言わせてしまいました。

 

最大のネックは、片道1時間半の通勤でした。つまり毎日往復3時間を移動に費やしていたわけです。

都心に向かう電車は混んでいて、僕は通勤でヘトヘトになっていました。これでは家のことをする余力がほぼありません。

 

在宅メインにした大きな目的は、通勤時間を減らすため。

その分の時間は家族のために充てられます。それによって妻に休んでもらえたし、息子のお世話もたくさんできました。

 

働き方を変えた経緯についてはこちらのnoteに詳しく書いています。

生活ををまったく変えない僕に妻が激怒したときのことは、いまでも鮮明に覚えています。僕は頭が真っ白になりました。

 

note.com

 

このままじゃ家族が壊れる!と思い、どうにかしないといけない気持ちが強かった。

妻との夫婦関係や家族の絆をキープするため、僕が働き方を変えるのは当然の選択でした。

 

メリット・デメリットじゃない。理屈を超えた愛情

 

自分の意志で決めたことでしたが、どうも釈然としない日々を送りました。

僕の中に「やらされ感」があったのでしょうね。人生で仕事に費やす時間は大きいので、そこを変えるのはストレスでもありました。

父の姿を見て、男は仕事をするもの、通勤をしてオフィスで働くものと思い込んでいたので、そのような行動をしない自分に違和感を抱いていたんです。

 

「家族が大事」だと口では言いながら、僕が主体的に育児をすることに抵抗もありました。一般的に、「男は仕事、女性は家事育児」という社会的な価値観がありますよね。僕の中にもその考えがけっこうありました。

 

平日の昼間にベビーカーを押して息子を散歩に連れて行くわけですが、その時間って本当なら仕事をしているんです。息子が眠ったので公園のベンチに腰掛けて、「自分は何をやっているのだろう?」とむなしくなったし、将来が不安でたまらなかった。

スーパーに買い物に行っても、子連れの男性はほぼいません。息子を病院に連れて行けば、スタッフの方から「今日、お母さんは?(なぜ来ないのか?」と聞かれる始末。仕事関係者からは、「奥さんは何をしているの?」と聞かれたこともあります。暗に「なぜ夫であるそのべさんが家事と育児をするのか」と疑問を投げかけられたわけです。

 

僕がいまの生き方をしているのは、おかしいのだろうか?

 

たくさん戸惑ったし、不安ばかりでした。

 

こんな感じでうじうじしていたのですが、それでも毎日続けるうちに気持ちが晴れる瞬間がやってきました。

 

療養をして笑顔を見せた妻と、すくすくと成長する息子の姿を見て「俺にはこんなに愛しい家族がいる。人生で一番大切なのは家族だ」と腹落ちしたのです。

 

結婚や子育ては、「どんなメリットがあるのか?」との視点で語られることがあります。損をするより得をしたいですからね。僕もその気持ちはわかります。でも損得感情で考えると、子育てはデメリットに感じることが多いと思うのです。

 

家庭に比重を置けば仕事に向ける時間が減るわけですから、お金を生まない時間を過ごすことになる。そうすると、収入は下がります。

社会的に「男は仕事」の価値観が強い中で家庭を優先するわけですから、仕事への姿勢は評価されにくい。

また育児では自分でコントロールできないことも増えます。食べない、着替えない、歯磨きしない、外出寸前のうんちなど。何事にも予想以上に時間がかかり、イライラすることもあります。思い通りに進まないことが増えると、それまでできていたことができなくなってくるわけです。

 

でも状況を広い視点でとらえると、どうでしょうか。

家族優先の働き方を選んだからこそ気づくことや学びがあります。僕だったら、通勤は必須ではないこと、成果を出せば働く場所も時間も関係ないことは代表的な気づきでした。

 

それに、愛する家族と長く一緒にいる生活は幸せなものです。

 

妻の笑顔

息子の成長

愛しい人と暮らす喜び

 

それらを感じたことで、僕は自分の生き方に自信が持てるようになりました。

なんだろうな、どんなメリットがあるのか、どんなデメリットがあるのかといった理屈を超えて、「ただ家族が好き」という感情が勝っている状態と言えるでしょうか。

誰になんと言われても、「これが僕の生き方なんです」と胸を張って言えるのです。 

 

お読みくださり、ありがとうございました^ ^

 

そのべゆういち

charoma0701@gmail.com

 

趣味で撮影した写真を販売しているよー!

 

snapmart.jp

 インスタグラムはこちら。

 

www.instagram.com

 

 読者登録はこちらからお願いします^ ^

  

何気ない日の何でもない瞬間が幸せだということ

在宅パパライターのそのべゆういちです。このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。

僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なり、交際して4か月で結婚しました。

「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。

妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~

 

子どもを持ってから、日常の美しさを感じるようになりました。

 

f:id:efufunet:20200113222200j:plain

 

3連休最終日の今日は、息子を公園に連れて行き、思う存分体を動かしてもらいました。いつもは室内や小さい公園など、スペースに制限がある空間で遊ぶことが多いので、たまには広い公園で周りを気にせずに走り回って欲しかったんです。

 

公園に着いたら、予想通り息子は大はしゃぎ!

 

f:id:efufunet:20200113222305j:plain

疾走!

 

広々とした園内で息子は気持ちが向くままに走ったり、噴水に見入ったり、草花に触れたりして自由に過ごしていました。

 

f:id:efufunet:20200113222417j:plain

噴水が気になる!

 

とってもいい笑顔で、僕は一緒にいて心があたたかくなった♪

 

小高い丘には椿の花が咲いていて、息子はそれに興味しんしんでした。

落ちた花びらを拾って僕にくれたのだけど、彼に花を慈しむ感性があると知って僕は嬉しかったんだ。

f:id:efufunet:20200113222802j:plain

パパ、はいっ!と言ってくれた

 

 

土の上に落ちた花びらをまだ咲いている花につけようとしていた姿には、なんだか気持ちが和みました。

 

f:id:efufunet:20200113222921j:plain

椿の花

 

 

以前の僕は、1日を特別なものにしなくちゃいけないと思い込んでいました。

妄信的に勉強したり、誰かに会ったり、著名講師のセミナーに通ったりしました。中にはやりたくてたまらないこともあったけど、「ただ今日を特別にしたいから」という動機で行動したことが多かったです。

 

なんてことない1日が嫌だったんです。でも息子と一緒に過ごすうちに、そんな「なんてことない1日」が実は素晴らしいんだって思えてきました。

 

手をつないでスーパーに買い物に行く

公園で一緒に滑り台で遊ぶ

お昼寝をする

花や草を見る

月や夜空を眺める

童謡を歌う

車道を走る乗り物を見る

「パパ!」と言って僕に微笑みかけてくる

 

一見するとなんてことないことが楽しくて、愛しい。

 

息子と同じ時間を過ごせることや妻と一緒に家庭を築いていることが幸せでたまりません。

 

f:id:efufunet:20200113224129j:plain

あそこに行ってみたいなぁ

 

そのべゆういち

charoma0701@gmail.com

  

趣味で撮影した写真を販売しているよー!

 

snapmart.jp

 

 

インスタグラムはこちら。

www.instagram.com

 

 読者登録はこちらからお願いします^ ^

  

ライターとして、自分語りを記事にすること

在宅パパライター・編集者のそのべゆういちです。このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。

 

僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なり、交際して4か月で結婚しました。

そして、2017年6月3日朝、元気な男の子が誕生しました。誕生の瞬間には涙が流れ、命懸けで出産に臨んだ妻に感謝の気持ちでいっぱいになりました。妻子への愛情をあらためて感じます。

「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。

妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~

 

ライターとして仕事をして5年が経ちました。

子育てや夫婦観、働き方について記事を書いてきましたが、最近では「そのべさんのお考えや実際にやっていることを記事にしてほしい」とのご依頼をいただくことが増えています。

 

簡単に言うと、「自分語り」ですね。

たとえば最近では、扶桑社が運営する「ハーバービジネスオンライン」さんでは、自分の体験や考えを前面に出した記事を複数執筆しました。

 

息子の保育園送迎をして感じたことや、

 

hbol.jp

 

結婚5年目を迎えた僕ら夫婦のコミュニケーションについても書きました。

 

hbol.jp

 

これらの記事を書くのは、正直に言うとこわさがありました。

 

「自分のことを書いていいのか?」

「誰が興味をもってくれるだろうか?」

 

そんなことを感じたのです。

 

ライターを始めた頃、先輩方から「ライターは黒子であるべき」「記事にライターの考えはいらない」と教えられました。別の方からは、「トピックについて中立の立場を取れ!」と厳しく言われたこともあります。

 

そのべくん、いいかい?

書く対象を引いて見るんだ!

のめり込むな!

 

今でも覚えている言葉です。

 

たしかにそうです。

記事を読む人が知りたいのは、何がなぜ起こったのか、誰がかかわり、自分にはどんな影響があるのかであるはず。

決して、ライターの考えではありません。

 

社会で起こっていることを事実をベースに淡々と綴る。

誰の味方もせず、物事を引いて眺めて記事を書く。

僕はそれが正義だと思っていました。

 

でも近ごろは、個人の体験やそこで抱いた感情や得た学びのほか、特定のトピックについての情熱についてを綴った記事への需要が高まっているように感じます。

実際、僕の体験を取材したいと言われることもありますし、エッセイの執筆をご依頼いただくこともあります。

 

僕は今でもライターとしての仕事の真髄は取材にあると思っています。

人の体験をインタビューするって、最高に楽しい仕事です。

でも同時に、自分の体験を書くことにも価値がある。

 2018年、僕のnoteに書いた「産後うつの体験」は、相当に読まれました。

 

note.com

 

僕だからこそ書けることを僕だから見られる視点で、これからも記事を書いていく。

2020年は、個人の体験をもっと書こうと決めています。

 

僕の実績は、こちら。

note.com

 

そのべゆういち

charoma0701@gmail.com

 

noteで子育てで思うことを書いています。

note.mu

 

趣味で撮影した写真を販売しているよー!

 

snapmart.jp

 

 

インスタグラムはこちら。

www.instagram.com

 

 

読者登録はこちらからお願いします^ ^

  

大切なものを大切にする暮らしをする

在宅パパライターのそのべゆういちです。このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。

僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なり、交際して4か月で結婚しました。

そして、2017年6月3日朝、元気な男の子が誕生しました。誕生の瞬間には涙が流れ、命懸けで出産に臨んだ妻に感謝の気持ちでいっぱいになりました。妻子への愛情をあらためて感じます。

「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。

妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~

 

2020年にすると決めたことのひとつ。

それは、自分が大切だと思うことに時間とお金を使うことです。

 

特に見つめ直すのは、人とのつながりやSNSとの付き合いです。

ライター・編集者という仕事柄、ネットは見ます。

けれども僕にとって大事な家族との時間は優先する。

 

所属するコミュニティは少なくして、1日の中で自分がコントロールできる時間を増やしていく。

 

そのべゆういち

charoma0701@gmail.com

 

noteで子育てで思うことを書いています。

note.mu

 

趣味で撮影した写真を販売しているよー!

 

snapmart.jp

 

ランキングに参加しています。

ポチッと押していただけると励みになります。

 

にほんブログ村 子育てブログ パパの育児へ
にほんブログ村

 

 

 

読者登録はこちらからお願いします^ ^