11月9日朝、妻が2人目の男の子を出産しました。
妻は次男の出産にあたって、東京都町田市にある「ベルンの森クリニック」という産院を選択。
決め手は無痛分娩ができることと産院のケアがとっても手厚いことだったのだけど、入院中に出される料理が美味しいことも魅力的だったんだ!
この写真を見てください!
出産当日、産院がランチで出してくれたローストビーフなんだけど、ボリュームたっぷり!
お肉は厚切りのため食べ応えも抜群でした。
妻から数切れもらって食べたのだけど、お肉は柔らかくて、まるでレストランで食べているみたいだったよ。
話は変わって、妻が入院した産院では、事前に希望すれば面会者の食事も用意してくれて、個室で一緒にごはんを食べることができるサービスがあったんです。
僕はさっそく、大人ひとりのランチを予約!
予約当日、どんな料理が出てくるのか心躍らせながら妻の個室に行くと、テーブルの上に中華の御膳が置かれていました。
この日のメニューは、かに玉チャーハン、麻婆豆腐、ワカメのスープに中華ドレッシングがかかったサラダなど。
とっても美味しそうでしょ?
メニューの中でも僕が真っ先に注目したのが、麻婆豆腐でした。
糸唐辛子の真っ赤な色合いが眼を引きます。一番に口をつけましたよ!
実は僕、地球上で一番好きな料理が麻婆豆腐なんです。
ショウガやニンニクの良い香りや赤唐辛子の赤色が、僕の食欲を強烈にかきたててくる。
わー、辛そう、美味しそう…。よだれが出る…。
麻婆豆腐は中国発祥の料理で、ありあわせの材料でつくったことがきっかけだとか。
陳さんという、顔にあばた(麻)のある老齢の女性がつくった豆腐料理ということでら麻婆豆腐との名が付いていると言われています。
正しくは、陳麻婆豆腐と言うの、知ってた?
ちなみに日本に伝わってきたのは1970年代のこと。
同じく陳さんという名字の料理人が日本じゃの味の好みにアレンジした調理法を紹介し、家庭料理として広がっていきました。
おそらく多くの家庭では麻婆豆腐をつくるとき、市販の素を使うと思うんですよ。
中にはひき肉が入っている商品があるし、基本的に水溶き片栗粉を用意する必要がないので、とっても便利!
水溶き片栗粉の準備ってさ、地味に面倒くさいんだよね。
素を使えば豆腐と水を入れて煮立てるだけで完成するから、手軽に麻婆豆腐がつくれる!
でも大の麻婆豆腐好きとしては、素を使っては物足りません。
大好きな料理を自分で一から作るのが至福の時なんだ!
作り方をざっと言うと、こんな感じ。
ショウガ、ニンニク、白ネギをみじん切りにしてひき肉と炒め、味噌と豆板醤に火を通して香りを出します。
水を入れてひと煮立ちさせたら砂糖や醤油、酒、鶏ガラだしなどの調味料を入れて味をつけ、四角く切った豆腐を入れ、最後に水溶き片栗粉でとろみをつける。
文字にするだけで面倒くさいこれらのプロセスを淡々とこなすことに僕は喜びを感じるのです。
思えば僕の20代は麻婆豆腐とともにあったと言っても過言ではありません。
毎週土曜日か日曜日には横浜へ行き、ランドマークプラザにある「陳建一麻婆豆腐 みなとみらい店」に行って、麻婆豆腐ランチを食べるのが習慣でした。
週末だけでは足りなくて、平日の数日は仕事帰りに材料を買い、自分で麻婆豆腐をつくって食べていたほど。
一度何かに凝り始めると、ずっとやり続けてしまうのが僕の習性です。
中でも僕がこだわっていたのが、絹豆腐の水切りでした。
豆腐の好みは絹、木綿と人によって違うと思うんですけどね、舌触りがよくて見た目にもツルッとしている絹が僕は好き。
でも木綿に比べて柔らかいので、フライパンで調理をしているときに崩れてぐちゃぐちゃになってしまうことがあります。
菜箸やお玉でかき混ぜるからさ、少しは形が崩れるよ。
でも崩れっぷりには限度があって、原型をとどめないほどぐちゃぐちゃになるのを僕は許せないんだ!
せっかく味が決まっても、麻婆豆腐の主役でもある豆腐の形がイマイチとあっては、残念だと僕は思うから…。
でも調べた結果、絹豆腐が崩れるのを防ぐ方法と出会ったんですよ!
それは、事前に水切りをしておくこと、です。
かなりシンプルでしょ!?
水切りとは文字通り、豆腐から水分を取ること。余計な水分を除くことで豆腐の形崩れを防げるわけです。
手順はこう!
絹豆腐を四角く切ったらお鍋にお湯を沸かし、塩をひとつまみ入れてちょっとだけ茹でます。
豆腐から余計な水分がとれるし、豆腐を温めることもできる。
茹で終えたらザルにあげて、水気を切ります。
そしておいしくするポイントは、水切りは豆腐を入れる直前にやること。
水切りを始めるタイミングを図らなきゃいけないから、素を使わずに麻婆豆腐をつくるって、とっても面倒なのだ!
それでも自分でつくりたいと思うのは、よっぽど好きなんだなとあらためて思うなぁ。
余談なのだけど、23歳のときにひとりで北京に出張に行ったことがあるのね。
「麻婆豆腐といえば中国!せっかく北京に来たのだから帰国前に麻婆豆腐を食べよう!」ということで、市内のお店に入ってオーダーしたのですが…。
見た目の美味しさとは裏腹に、辛さレベルが想像を超えていてスプーン3杯でダウン…。
辛すぎてスプーン1杯の麻婆豆腐を食べるのにコップ2〜3杯の水が必要で、僕はあっさりとギブアップしました。
おそるべし、本場の麻婆豆腐!!
汗をだらだら流しながら必死の形相で麻婆豆腐を食べる様子を見た店員さんが、僕にいろいろと話しかけてきてくれたのですけどね、僕は中国語がほとんどわかりません。
身振り手振りと筆談(表記が違うことはあるけど、漢字でコミュニケーションが取れるのは日本人の強みだと思った!)で会話をし、中国語で「辛い」は「辣」(ラー)と呼ぶことを学びました。
ん、待てよ。「辣」ってどこかで見たことがあるな。
あ、そうかー
「辣油」だ!
辛いから「辣」という字が使われているんだね。
僕は麻婆豆腐は好きですけど、比較的甘めの味付けのみ。
未だに辛い麻婆豆腐は食べられません。
そのべゆういち
charoma0701@gmail.com
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