在宅パパライターのそのべゆういちです。このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。
僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店「SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なり、交際して4か月で結婚しました。
「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。
妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~
「家庭優先の働き方をするメリットは何だと思いますか?」
このような質問を受けることがあります。
僕が在宅メインで家事と育児をたくさん行う「家族を優先する働き方」を始めたのは、息子が生後3か月のころ。考えてみれば、もう2年以上もいまのスタイルを続けています。
「子どもが可愛くない」妻の産後うつで生活を変えた
そもそも僕がいまのような働き方を選んだのは、妻の産後うつがきっかけでした。
妻にとっては待ち望んだ我が子でしたが、妊娠と出産による心身のダメージと、僕が仕事で半日は家を空けたため妻にワンオペをさせてしまったことで「子どもが可愛くない」とまで言わせてしまいました。
最大のネックは、片道1時間半の通勤でした。つまり毎日往復3時間を移動に費やしていたわけです。
都心に向かう電車は混んでいて、僕は通勤でヘトヘトになっていました。これでは家のことをする余力がほぼありません。
在宅メインにした大きな目的は、通勤時間を減らすため。
その分の時間は家族のために充てられます。それによって妻に休んでもらえたし、息子のお世話もたくさんできました。
働き方を変えた経緯についてはこちらのnoteに詳しく書いています。
生活ををまったく変えない僕に妻が激怒したときのことは、いまでも鮮明に覚えています。僕は頭が真っ白になりました。
このままじゃ家族が壊れる!と思い、どうにかしないといけない気持ちが強かった。
妻との夫婦関係や家族の絆をキープするため、僕が働き方を変えるのは当然の選択でした。
メリット・デメリットじゃない。理屈を超えた愛情
自分の意志で決めたことでしたが、どうも釈然としない日々を送りました。
僕の中に「やらされ感」があったのでしょうね。人生で仕事に費やす時間は大きいので、そこを変えるのはストレスでもありました。
父の姿を見て、男は仕事をするもの、通勤をしてオフィスで働くものと思い込んでいたので、そのような行動をしない自分に違和感を抱いていたんです。
「家族が大事」だと口では言いながら、僕が主体的に育児をすることに抵抗もありました。一般的に、「男は仕事、女性は家事育児」という社会的な価値観がありますよね。僕の中にもその考えがけっこうありました。
平日の昼間にベビーカーを押して息子を散歩に連れて行くわけですが、その時間って本当なら仕事をしているんです。息子が眠ったので公園のベンチに腰掛けて、「自分は何をやっているのだろう?」とむなしくなったし、将来が不安でたまらなかった。
スーパーに買い物に行っても、子連れの男性はほぼいません。息子を病院に連れて行けば、スタッフの方から「今日、お母さんは?(なぜ来ないのか?」と聞かれる始末。仕事関係者からは、「奥さんは何をしているの?」と聞かれたこともあります。暗に「なぜ夫であるそのべさんが家事と育児をするのか」と疑問を投げかけられたわけです。
僕がいまの生き方をしているのは、おかしいのだろうか?
たくさん戸惑ったし、不安ばかりでした。
こんな感じでうじうじしていたのですが、それでも毎日続けるうちに気持ちが晴れる瞬間がやってきました。
療養をして笑顔を見せた妻と、すくすくと成長する息子の姿を見て「俺にはこんなに愛しい家族がいる。人生で一番大切なのは家族だ」と腹落ちしたのです。
結婚や子育ては、「どんなメリットがあるのか?」との視点で語られることがあります。損をするより得をしたいですからね。僕もその気持ちはわかります。でも損得感情で考えると、子育てはデメリットに感じることが多いと思うのです。
家庭に比重を置けば仕事に向ける時間が減るわけですから、お金を生まない時間を過ごすことになる。そうすると、収入は下がります。
社会的に「男は仕事」の価値観が強い中で家庭を優先するわけですから、仕事への姿勢は評価されにくい。
また育児では自分でコントロールできないことも増えます。食べない、着替えない、歯磨きしない、外出寸前のうんちなど。何事にも予想以上に時間がかかり、イライラすることもあります。思い通りに進まないことが増えると、それまでできていたことができなくなってくるわけです。
でも状況を広い視点でとらえると、どうでしょうか。
家族優先の働き方を選んだからこそ気づくことや学びがあります。僕だったら、通勤は必須ではないこと、成果を出せば働く場所も時間も関係ないことは代表的な気づきでした。
それに、愛する家族と長く一緒にいる生活は幸せなものです。
妻の笑顔
息子の成長
愛しい人と暮らす喜び
それらを感じたことで、僕は自分の生き方に自信が持てるようになりました。
なんだろうな、どんなメリットがあるのか、どんなデメリットがあるのかといった理屈を超えて、「ただ家族が好き」という感情が勝っている状態と言えるでしょうか。
誰になんと言われても、「これが僕の生き方なんです」と胸を張って言えるのです。
お読みくださり、ありがとうございました^ ^
そのべゆういち
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