子どもの成長を見守る中で、大人も一緒に成長していく。
長男の卒園式で、僕はそう感じました。
長男は0歳から保育園に通い、6年を経て無事に卒園式を迎えることができました。式では、園児一人ひとりが卒園証書を受け取る際、壇上で「大人になったらなりたいこと」を発表しました。卒園児たちが「警察官になりたい」「スポーツ選手になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」といった夢を堂々と語っていたのです。
園児たちが笑顔で「大人になったらなりたいこと」を発表する姿を保護者席から眺めて、僕は心から感動しました。
ずっと忘れていた大切なことに気づかされたからです。
それは、状況や年齢に関係なく、自分の本当の思いに素直でいいということです。
僕も6歳のときは、「楽器屋さんになりたい」「ゴミ収集車の運転手になりたい」という夢がありました。仕事の大変さや収入なんて一切考えることなく、純粋に「なりたい!」という強い気持ちを大切にしていました。
ところが、いつの間にか僕は常識や世間体を気にして、「どうせ夢なんて叶わない」「その職に就いても食べていけない」といった余計な考えが邪魔をして、自分が本当にやりたいことを後回しにするようになっていたのです。
そんな考えに縛られていた自分に気がつき、自分が恥ずかしくなったのでした。
そうだよ、今僕が現状にイマイチ満足しないなと感じるなら、それは僕が招いたことだよ。誰も僕の夢を邪魔しない。他ならず僕自信が僕の熱意の炎に消火器を噴射し、鎮火してしまっているんだ。
子どもたちの何の疑念もない、心の底から「これがしたい!」と訴える姿から、僕は「人生を全うするために必要なのは、夢を抱き続ける勇気なのだ」と教えられました。
子育てをしていると、子どもから学ぶことはたくさんあります。
卒園式を通して、「自分らしく生きる」ということの大切さに気づかされました。これからも、子どもたちの成長を喜びつつ、自分自身の成長にもしっかりと目を向けていきたいと思います。
薗部雄一
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