ブログをお読みくださりありがとうございます。
薗部雄一です。
妻との出会いを全24話にわたって書いています。
出会い編その22はこちら。
トマトごはんとカレー
二子玉川でのデートから自由が丘へ移動した僕らは、一度それぞれの家に戻り少し休んだ後、僕の部屋でごはんを一緒に食べることになりました。新丸子駅に着き、駅前の東急ストアで買い物をして、それぞれの家に戻りました。
夜のメニューとして、妻が特製カレーを用意してくれました。
僕は家に戻り、カレーに会うごはんを作るべく、ルクルーゼを取り出して料理を作り始めました。その料理とは、
トマトごはんです。
ごはんに塩を振って、トマトを丸ごと入れて炊き、仕上げにオリーブオイルとコショウを振るだけなのですが、これがまた爽やかな味わいで美味しいんですよ!
季節は夏、料理はカレーです。夏とカレーと来たら、トマトはベストな組み合わせだと思いませんか? 我ながら、素晴らしいチョイスだったと思います(笑)。
僕がトマトごはんを用意しているころ、妻は自分の家でカレーを作ってくれました。
その後準備OKのLINEをもらい、僕は妻を迎えに行き、僕の部屋まで一緒に歩いていきました。この移動が、妻と僕の友達としても最後の移動となることを、このときの2人は知る由もありませんでした。
僕の部屋に到着して、椅子に座ってもらい、僕はカレーとごはんの準備をしました。そのときの写真はこちら!
僕は妻の手料理を食べられることが嬉しくてたまらなかった!カレーはまろやかな味で、半熟卵を乗せて食べるとさらに美味しさがアップしていました。妻と一緒に過ごす食事の時間が、僕にとって最高の幸せだったんです。
再び始まったカウンセリング
カレーとトマトごはんを食べながら、僕らはいつも通りたくさん話しながら、落ち着いた時間を過ごしていました。時刻は23時近くか、もう過ぎていたころだったと思います。
僕はどうしても妻が何か悩んでいる、もしくは何かに苦しんでいるのではないかという思いが消えず、再びカウンセリングをするかのような会話を始めました。
今でも、このようなことをした理由がよくわかりません。妻の力になれることはなんでもしたい。ただその一心だったのです。
妻は一瞬ムッとしたような、そんな表情をして僕を見つめたのですが、次の瞬間に堰を切ったように泣き始めたのです。
「みんな私から離れていく」
そう言った後、これまでずっとクールで、笑顔すらたまにしか見せないように強がっていた妻が初めて涙を見せました。
感情を思い切り出し、妻の涙は止まりません。
ギュッ
僕は妻の隣に座り、妻の手を握りました。頭で何も考えていません、心が僕を動かしている、そんな感覚でした。
大丈夫
大丈夫
大丈夫だから
僕は泣いている妻に声を掛けました。
妻のことがただ、ただ好きだ!
好きだ!
僕は妻のためなら何でもやる!
隣で、ずっと、僕は妻と一緒に生きていきたい!
妻の手を握りながら、僕は妻に対する愛情のすべてを感じていました。
「手を握られたとき、ヤバイと思った。何この展開?もう友達には戻れないよ」
妻は後に、このときのことをそのように振り返っていました。
僕は妻を僕の肩に抱き寄せました。客観的にみたら、かなりマズイ展開です…
男女が2人、しかも夜も更けた0時くらいに隣同士で肩を抱き寄せ、互いの体に触れているのですから。
でも僕には変な気持ちはなかった。
僕がいるから大丈夫!
そんな気持ちだけでした。
こうして僕らは、互いの体に触れながら何も語らずにしばらく過ごしました。
この後、僕は自分の気持ちを妻に伝えることになります。
お読みくださりありがとうございました。
出会い編クライマックスはこちら。
薗部雄一
charoma0701@gmail.com
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