先日、小2の長男の授業参観がありました。9月から10月は子ども関係の行事が多く、親としては少し慌ただしい時期。それでも下の子を連れて夫婦で小学校へ向かう足取りは軽やかでした。
教室に入ると、すでに父兄がずらり。授業開始ぎりぎりにノコノコ行った僕たちは、いいポジションを取り損ねて「しくじった!」。みんながわが子を見守る目をしていて、その眼差しの温かさに胸が和みます。背伸びしながら長男を探すと、目が合った瞬間にニコッと笑ってくれました。嬉しいけれど、授業にも集中してほしいものです。
途中、長男が手を挙げて前へ出る場面がありました。5月の参観では緊張して座ったままだったのに、今回は堂々とクラスの前で発表している。答えはちょっと違う気がしたけれど、「挑戦する気持ちが大事だ」と心の中で声援を送りました。すると先生が「先生は合っていると思うよ。素晴らしい」と認めてくれたのです。正解を示すのではなく、子どもが自分で考えた答えを尊重する姿勢に感動しました。
参観の終わりには、もう一つ驚きが。長男は最近カマキリに夢中で、自宅で飼育ケースに入れて世話をしています。その延長で、学校にも虫かごを持ってきていたのです。誇らしげに帰る姿に笑ってしまったのですが、さらにびっくり。虫かごを持つ子が他にも何人もいて、学年で昆虫飼育が流行っている様子でした。
子どもの世界には、大人が気づかない小さなブームがちゃんとある。授業で見せてくれた成長も、虫を大切に育てる姿も、どちらも長男の今を映す大事な一面。ほんの一時間の参観でしたが、親として心がたっぷり満たされる時間でした!
お読みくださり、ありがとうございました。
薗部雄一
charoma0701@gmail.com
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