2児のパパライターの「子育て」と「写真」と「仕事」

新丸子の喫茶店で知り合って交際4カ月で結婚した夫婦の記録

フリーランスに失敗した5年前。その経験がいまの僕を支えている。

数あるブログの中から私、そのべゆういち(@papayuyu0309)のブログをお読みくださりありがとうございます。

 

僕は毎年3月になると、思い出すことがあります。それは、フリーランスとしての働き方に大失敗したこと。

 

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2015年の夏にフリーランスのライターを始めたわけですが、駆け出しの僕には仕事は少なく、要領も悪くて執筆にたくさんの時間がかかり、収入は会社員時代に比べると激減しました。月収はひどいときは3万円…。バイトした方が絶対に稼げました。

 

月収3万円では家賃すら払えませんし、所持金がなさ過ぎて一杯600円のラーメンすら買えませんでした。お財布を開いたら、400円も入ってない。悔しいし、情けないし、自分が小さく思えて外を歩くのも嫌になったことがあります。あと、もうほんと自分でヤバいなと思うんですけど、当時は新婚だったんですよ。

 

新生活にワクワクして、夫婦のラブラブな時間を過ごすはずの新婚生活なのに明日食べられるかの心配をしている。夫婦2人で昼間から公園へ行き、池で甲羅干しをしている亀を眺めながら将来を悲観していましたからね。ある意味で一生の記憶に残る思い出になったものの、こんなヒヤヒヤする思いをしなくていいよねと強く感じます。(絶対にしなくていい!)

 

稼がなきゃいけないのに、どうしていいかわからない。学ぼうとする気持ちも、挑戦するガッツもなくなっていき、自信をどんどん失っていく。こうやってさらにパフォーマンスが落ち、仕事も収入も少ない状況が続きました。

 

もういよいよお金がピンチになり、「もうこれ以上こんな生活は無理だ!」とどうにもならない状況に陥ってしまい、フリーランスを辞める決断をしました。それが2016年3月だったのです。

 

当時の心境は、下のブログに綴っています。

 

efufunet.hatenablog.com

 

フリーランスとして仕事をしてみたけど、うまくいかなかった」

「お金がなくなった」

「もうやめます」

 

今だったら何のためらいもなく言えることですが、あのときの僕には口が裂けても言えなかった。

 

なぜなら、恥ずかしい、自分をばかにされるのではないかとの思いがあったから。会社員時代はそれなりにお金をいただいていて、生活に困ることなんてありませんでした。お金がない、仕事のパフォーマンスがイマイチな人に対して、僕はどこかで見下していたんです(本当にごめんなさい!)そんなことをしていたから、自分がその立場に立ったときに、「僕も見下されるのではないか」とビクビクするようになった。

 

でも、僕が自覚している限りですが、仕事やお金がなくなったり、フリーランスを失敗したことで誰からもバカにされたことはありません。誰よりも僕をバカにしていたのは、他ならぬ僕自身でした。

 

僕はひとつ、大きな間違いを犯していました。「フリーランスに失敗した」や「お金がない」ことを、まるで太陽が東から昇り西に沈むのと同じように不変の事実だと思い込んでいたのです。この思い込みを持っていたがゆえに、仕事もお金もどんどんなくなっていたのです。

 

もちろん、渦中にいるときにはゆとりがありません。「そんなこと言っても、仕事がないし、月末の支払いすら怪しい。明日急に状況が好転するわけないじゃないか!」と言いたくなります。

 

でも、今僕は当時の自分に強く言いたい。お金がない、仕事がうまくいかないのは、一時的な状態だってこと。ずっと雨が降ることはないし、ずっと昼間ってこともない。暑い日もあれば、寒い日もある。天気と同じで、仕事がうまくいくかいかないか、お金があるかないかは、ただの状態なんだって!(もちろん、振り返りや適切な努力は求められますが)

 

にも関わらず、「自分は仕事ができないヤツなんだ」「どうせ自分は貧乏なんだ」と決めつけていたら、本当は一時的な状態なのに、本当に仕事ができないヤツ、貧乏な人間になってしまうと思うんです。僕はこの負のスパイラルに陥ってしまったのです。

 

僕はフリーランスとしての働き方に失敗はしました。でもそれは、僕がフリーランスとはどんな働き方なのかやお金のこと、仕事の作り方などを勉強しないまま始めたから起こったことです。言い換えたら、「フリーランスとして働き続けるために必要なことを学んだ」となる。とっても素晴らしい学びじゃないですか!?だって、挑戦しなかったらわからなかったことだから。

 

あれから何年も経ちました。フリーランスに失敗し、新婚なのにラーメン1杯も食べられなかった暮らしをしていた僕は、2人の息子のパパになりました。

 

僕はYouTubeチャンネルで仕事術を教えているようなめちゃめちゃすごいパフォーマンスを出している人物ではし、都内一等地に豪邸を構えられるほどのお金持ちではないですが、僕は仕事ができないわけでも、お金を稼げない人間でもありません。つまり、2016年3月に僕が思い込んでいた「自分は仕事ができないヤツなんだ」「どうせ自分は貧乏なんだ」は、完全に間違った決めつけだったんだ!

 

仕事がない、お金がない時期は文句なしにつらかった…。でもその体験があったから、謙虚になれるし、仕事やお金があることに感謝できます。あのときは、つらかったけど、いまでも僕を支える経験です。

 

当時のブログに、こんな学びを綴っています。

 

周りの人がどれだけ僕を助けてくれていたか、それを考えなかった。 実績は僕の手柄だと思い、自分は複数のことを一緒にできる、なんでもできる人間だと驕ってしまった。 会社を離れてみて、そのことに気がつきました。 いまこうして思うと、自分が恥ずかしい。 けれどもこのまま気がつかないで進むよりは良かったのかなと思います。

フリーランスいったん辞めます - 交際4か月で結婚した夫婦の子育てと暮らし

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

薗部雄一

charoma0701@gmail.com

 

noteで子育てや夫婦観、家族について思うことを書いています。

 

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