交際4か月で結婚した夫婦の子育てと暮らし

新丸子の喫茶店で知り合って交際4カ月で結婚した夫婦の記録

祖父と乗った京浜東北線

数あるブログの中から私、そのべゆういち(@papayuyu0309)のブログをお読みくださりありがとうございます。

 

3月15日は、僕が大好きな祖父の命日です。2019年3月15日午前11時26分、祖父は息を引き取りました。96歳でした。

 

僕は神奈川県大和市生まれ、綾瀬市育ちですが、母が僕を産んだ後に体調を崩したため、川崎にある祖父母の家で預かってもらいました。赤ちゃんから幼児に成長した後も、僕はよく祖父母の家に泊まりに行き、来る日も来る日も祖父と遊びました。どういうわけか祖父とは気があって、僕はいつも祖父の隣にいました。おじいちゃんっ子だったんですね。

 

今思えば僕はなんてひどい孫なんだと感じるエピソードがあります。僕は家でじっとしているのは苦手で、とにかく外出が好きでした。

 

初めて行く場所、初めて見る景色、初めて食べる料理。何にでも興味を持つ幼少期の僕は、祖父を外出の相棒として、いろんな場所に連れ出していたのです。川崎駅で見かけた京浜東北線の行き先が「大宮」であることを知り、「おじいちゃん、僕、大宮に行きたい」と唐突にリクエストしても、「じゃあ、行こうか」と二つ返事で祖父は付き合ってくれました。

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川崎から大宮まで、だいたい1時間くらいかかります。しかも大宮に行っても遊園地も動物園もなく、未就学の子どもには楽しい場所ではない。笑っちゃうのがね、川崎から1時間かけて大宮まで行き、ラーメンを食べて川崎に戻ったんですよ。なんなのその無駄な移動は!?と突っ込みたくなります。ラーメンなら、近所にあるお店でいいし、川崎駅の岡田屋モアーズ地下に昔あった「ラーメン日高」の味噌ラーメンでいいのに。余談ですが、日高屋さんはとっても短いエスカレーター近くにありました。

 

 

自分で「無駄な移動」なんてタイピングしたのだけど、本当は無駄なんかじゃないんだ。祖父と京浜東北線で大宮まで行ったことを僕は鮮明に覚えています。僕にとってかけがえのない、宝物のような小さいときの記憶なんですね。今から30年以上前の京浜東北線は真っ青なペンキが塗られた鉄の塊!って感じの車両でした。調べたら、103形と呼ぶらしいです!

 

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現在はかっこいいデザインに生まれ変わり、当時の面影は全くないのですけどね。その真っ青な京浜東北線に祖父と乗り、あんまりすわり心地の良くない座席に腰掛けて、生まれて初めて見る景色を眺めて胸が躍ったことを覚えています。

 

川崎駅を出発するとすぐに多摩川の鉄橋を渡ります。川を渡るときにはガタンゴトン、ガタンゴトンと大きな音がしたのだけど、僕はその音が大好きだった。蒲田、大森、大井町、品川と進んでいき、上野、浦和を経て大宮に到着しました。全てが初めて、大興奮でした。

 

僕はとにかく電車が大好きでした。祖父母の家から歩いて鹿島田駅に行き、踏切の前に立って南武線の往来を見るのも好きだったんだ!電車は見るのも、乗るもの好き。新聞の折り込みチラシに入っていた首都圏の路線図を眺めてニヤニヤしている子どもだったみたいですよ。

 

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あれから30数年。電車好きで祖父を遠出させたあげくラーメンを付き合わせた幼児は、2児のパパになりました。電車好きと言えば、4歳の長男がまさにそれです。踏切で電車の往来を気がすむまで眺めたり、路線図を見てにやけたり、「パパ、次は○○(めっちゃ遠い場所)に行こっか」とリクエストしてくるのは、幼少期の僕にそっくり!!

 

最近は保育園の臨時休園が多いし、平日の昼間に一緒に電車に乗る機会が増えました。今日の午前中は彼の通院のためまた電車に乗ったのだけど、本人は大喜びですよ。パパとしては、いつも受付〜診察〜会計まで10分で終わる病院に行ったのに、今日に限って1時間以上かかったため、仕事のスケジュールがやばい!と焦ったのだけど、息子はそんなのお構いなしです。

 

僕は長男と手をつないで駅近くやホームを歩いて、僕が小さい頃に祖父と歩いたときのことを思い出していました。川崎駅の広い構内を祖父と手をつないで歩き、真っ青のペンキで塗られた鉄の塊感満載の京浜東北線に乗っていたときの姿がまぶたの裏に浮かびました。

 

「はぐれないようにね」「しっかりと手をつないで」という祖父の優しい声が僕の頭の中で響き、急に祖父が恋しくなった…。

 

たしかに大好きな祖父はもうこの世にはいないけど、僕の記憶の中でずっと生き続けています。ありがとうの気持ちで僕の心はいっぱいなんだ。

 

長男と手をつなぎながら僕は青空を見上げて、

 

「おじいちゃん、元気かな?僕はいま2人の男子のパパになったよ。僕が小さいころ、おじいちゃんがたくさん愛情を注いでくれたから僕はこうして大人になり、子どもたちと一緒に過ごせているんだ。本当にありがとう」

 

と心の中でつぶやきました。

 

そして帰宅後、おじいちゃんのことを思い浮かべながら、そっと手を合わせて冥福を祈りました。

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

薗部雄一

charoma0701@gmail.com

 

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