2児のパパライターの「子育て」と「写真」と「仕事」

新丸子の喫茶店で知り合って交際4カ月で結婚した夫婦の記録

「僕はセミの抜け殻を見つける!」4歳長男の熱意と本当に見つける姿から学んだこと

数あるブログの中から私、そのべゆういち(@papayuyu0309)のブログをお読みくださりありがとうございます。

 

自転車で片道15分、約2km。それが自宅から保育園までの道のりです。往復約4キロ、行き帰り合わせると8キロ走るのだからいい運動です。


3連休が終わってから、と言っても昨日からなのですが、毎朝保育園に行く前に僕らはとある場所に寄り道をしています。

 

もともと彼はすんなり登園するのよりも、どこかに立ち寄ってから園に行くのが好きなんです。


消防署に行って消防車や救急車、指揮車(こんな車があるの知ってましたか?)、ポンプ車などをじっくりと眺めたり、踏切で電車の往来をずっと見ていたり、保育園とは真逆の方向へ向かい遠回りをして登園したりしていました。

 

登園前の寄り道は長男と僕にとって日課であって、彼が1歳児クラスのときから続けていたんですよ。

 

今振り返ると僕もよく付き合ってきたなと感心します(自画自賛

 

そんな寄り道は今年4月を境にぱたっと止まり、長男は自宅からまっすぐに保育園に行きたがるようになりました。僕としては楽になっていいなと思いつつも、ちょっと寂しさも感じていましたね。

 

長男のセミ熱は抜け殻に向いている

 

連休明けからなぜ寄り道がスタートしたかというと、長男が今昆虫に夢中で、虫探しをしたがるからなんです。

 

特にセミへの情熱は凄まじく、季節が秋に向かいすっかりセミの鳴き声が聞こえなくなってからも必死にセミの姿を探そうとします。折り紙でセミを折ったり、画用紙にセミの絵を描いたりしていますからね。昆虫図鑑でセミに種類があることを知り、「パパ!ツクツクボウシの絵を描いて!」とリクエストをしてくることも。あのー、すみません、ツクツクボウシの形をわからないんですけど……。

 

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彼の中では「晴れてあったかい日=夏」で、セミはどこかにいると信じ込んでいるんです。

 

かわいい!!

 

僕は「セミさんは夏の一時期に一生懸命に鳴いて、死んでしまうんだよ」と長男に伝えると、彼は「お墓を作ってあげなきゃ」と言い、敷地内のある場所に穴を掘り、このブログ公開時点で3体のセミが眠っています。

 

死んだものへの憐れみの心は、4歳で抱くものなのだなと僕は彼の様子を興味深く見ています。子育てではバタついて「言うことを聞けー!!」と怒鳴りたくなるときがある一方で、「成長してるな」と感動するシーンもたくさんあります。

 

生きているセミ→一生懸命に鳴いて散ったセミの順に興味を持った長男の関心は、抜け殻に向いています。

 

なるほど、たしかに抜け殻なら腐りにくいし、セミが羽化したであろう木の周りに落ちている可能性は高い。

 

まだ暑い日にはわずかに鳴いているセミもいるので抜け殻は見つけやすいはずです。

 

これだ!!と思ったらとことん向き合うのが長男ですよ。

 

トミカプラレールは言うに及ばず、公道を走るバスやカーキャリアに夢中になって一日中車のことを話していた時期もあった。

 

その集中力、すごいよ!

 

え、なんでそんなところで抜け殻を見つけられるの???

 

好きなものへの集中力を持つ彼の頭の中は、セミの抜け殻のことでいっぱい。

 

保育園で過ごす日中は思うようにセミの抜け殻探しができない。かといって日が短いので帰りだと暗い。なので明るくて少し時間にゆとりがある朝の時間帯こそセミの抜け殻を探す大きなチャンスなのです。

 

自宅から保育園までの途中の道に小さな空き地があって、そこには草むらがあります。自転車を止めて彼と草むらに分け入り、抜け殻を探索。

 

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歩くたびにカサカサと音がして、僕らの存在に驚いたバッタがピョンピョンと飛び跳ねていく。そして雑草が放つ独特の匂い。それは僕が小さい頃、近所の草むらでカマキリを必死に探していた時に僕が感じた香りでした。

 

バッタが飛び跳ねるたびに長男は歓声をあげ、草むらに咲く花を見て「お花さん、元気でね」と声をかけている。道端の花の存在に気がつき、話しかけるその心をずっと持っていてね!

 

小さな体をふりふりしながら草むらを走り回りながらもセミの抜け殻を見つけるという目標は忘れておらず、何かのセンサーが働いているかのような感じで「あった!!」と言って抜け殻を2体見つけていました。

 

実は昨日は同じ場所で3体見つけていたのね。そんなに広い空き地じゃないのに、そんなに抜け殻ってあるの???僕はそう思いましたよ。

 

僕の頭の中では、「セミの幼虫は地上に出て木に登り、外敵に襲われにくい環境で羽化する。だから抜け殻は木の周りにある」との考えがあります。

 

しかし長男が抜け殻を見つけた場所のほとんどは木から離れていました。やや背の高く、それなりに太めの草にしがみついている抜け殻もあった。木ではなく、この傘で羽化したのでしょう。

 

またあるときには、草むらのなかに抜け殻が転がっていることも。別の場所で羽化した風に飛ばされてきたのかな。

 

長男にはセミが羽化する知識はありませんが、知識のある僕よりも抜け殻を見つけるのが上手です。はるかにうまい。

 

この2日だけではなく、以前も公園に遊びに行った際に4体の抜け殻を見つけていました。

 

「絶対に見つけてみせる!」との熱意で物事を見る長男

 

僕は長男を見てハッと気がつきました。

 

長男と僕とでは、セミの抜け殻を見つけるんだ!!という情熱の強さが全然違う。

 

同じ空き地を見ていても、長男は「絶対に見つける!たしかにここに抜け殻はある」という目で見ているのに対して、僕は「どうせ見つかるわけがない」と思っている

 

信じる力が全然違うんです。

 

長男は見つけてみせる!と思いながら空き地を歩く。だから発見できる。

 

かたや僕は、見つけられない、抜け殻なんていないとの考えがあるから、空き地を歩いても、細かなところを見ない。

 

これって、仕事でも勉強でも、成果を出す人とそうでない人を分ける重要な点だと思うんです。

 

考えてみてください。

 

同じ国に生まれて、同じ場所で教育を受けて、同じ1日を過ごしているのに、めちゃめちゃ結果を出している人とそうではない人がいるのはなぜなのか。

 

それは、毎日の時間、自分の人生の中で、「自分はこうなってみせる!」「そのチャンスは必ずある。見つけられる!」と思っているかいないかの差なのではないでしょうか。

 

このブログを書いている僕は有名ではなく、人様に「どやー!」と自慢できる成果をあげていません。

 

でもライターとして、いつも書く材料を探している僕は、「僕の毎日の中にはネタがいくつもある」と信じているのです。だからセミの抜け殻をテーマにした記事を書けるのだと思うのです。

 

自分はこうしたい!!という強い願いを持ち、実現のチャンスがあるとの気持ちで毎日を過ごすこと。

 

その大切さを僕は長男から学びました。

 

長男の保育園バッグの小物入れ用のポケットには、毎朝見つけてセミの抜け殻が入っています。

 

さて、これから彼をお迎えに行ってこよう。

 

今日は保育園でどんな遊びをしたのかな。

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

薗部雄一

charoma0701@gmail.com

 

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