2児のパパライターの「子育て」と「写真」と「仕事」

新丸子の喫茶店で知り合って交際4カ月で結婚した夫婦の記録

母の誕生日に「着せ綿」の和菓子を買った

数あるブログの中から私、そのべゆういち(@papayuyu0309)のブログをお読みくださりありがとうございます。

 

9月4日は、僕の母の誕生日。


昨日、1日遅れてお祝いを家族で行いました。

 

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長男が「HAPPY BIRTHDAY〜♪」と歌っていたよ

 

HAPPY BIRTHDAYの歌を歌うのは、長男。

 

そういえば長男は登園前、セミに向かって「セミさん、お誕生日おめでとうー!」と大声を発していたからね。

 

そうそう、母の誕生日の手土産には、ケーキではなく和菓子をチョイス。


区内にいいお店を見つけてね、妻と行ってみようって話になったんだ。


お店は閑静な場所にあって、店内はこじんまりとして清潔です。


ショーウィンドウにはいろんな種類のお菓子が並んでいて、めちゃめちゃ迷いました。

 

立ち食いそば屋ではソッコーで「わかめそば」をオーダーできる僕が、「お前は優柔不断か??」ってくらいに決断できませんでした。

 

散々ウンウンうなって手に取ったが、みたらし団子を含め、母が好みそうな上生菓子だったんです。


ねえねえ、見てよ。


これは秋を表すお菓子なのだけど、この小さい赤いものは赤とんぼなんですよ。

 

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真ん中の赤い物体が「赤とんぼ」


美しすぎる!!

 

和菓子ってさ、この小ささで季節感を見事に表現していて、最高の芸術です。


かつて僕は裏千家茶道を習っていて、季節に触れるのが好きでした。

 

そんな僕の血が騒き始めます。


茶道とは切っても切れない縁があるのが和菓子です。


初夏は青楓、梅雨は紫陽花、秋は着せ綿など季節をお菓子で表現するんだよ。

 

あ、「秋は着せ綿」とちょうど書いたタイミングなのでご紹介しますね!


こちらが「着せ綿」の和菓子です。

 

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着せ綿の和菓子

さっきから着せ綿、着せ綿と連呼していますが、そもそも着せ綿って何よ?と思われた方もいらっしゃると思います。

 

着せ綿とは、9月9日の重陽節句(菊の節句)に貴族が取り入れていた習慣のことです。


旧暦の9月8日の夜、菊の花に綿を乗せて夜露と香りを移し、翌朝にその綿で顔を拭くというもの。


風流すぎでしょ!


貴族って「まろ」とか言って一日中のんびり過ごしている印象を持たれるかもしれませんが、とにかく行事行事で以外と大変だったみたいです。

 

現代で言ったら、毎日何かしらのイベントで予定がいっぱいとの感じでしょうか。

 

今日はバーベキュー明日はカクテルパーティー、明後日は流しそうめん会の日々では嫌気が差しそうです。

 

そうそう、貴族は午前3時起きとか言われているしね!

 

午前3時って、夏でもまだ暗いんじゃないかな。


まだ東の空が明るくなる前に菊に被せた綿を取って、「よーし、いい感じに水気を含んで香りも移ったぞー」なんて言って喜んでいたのでしょうね。


ちなみに9月8日の夜は旧暦でですので、現代の暦に直すと10月の半ばくらいに当たります。

 

10月半ばとはいえ、夜露が出るほど寒くはなさそう。


何百年も前の話ですし、舞台は京都なので、10月半ばでもまあまあ冷えたのかもしれませんね!

 

家族が揃って誕生日をお祝いしてもらえて、母は満足そうでした^ ^

 

こうした時間って、いいなぁ。

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

薗部雄一

charoma0701@gmail.com

 

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