ブログをお読みくださりありがとうございます。
薗部雄一です。
このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。
僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店「SIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なって付き合ってから4ヶ月で結婚しました。
「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。
妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~
妻との出会いについて全24話にわたって書いています。
出会い編その5はこちら。
泣いてばかりの療養生活
転職先を3週間で退職後、僕は家で療養生活を送り始めました。誰もいない部屋でたったひとりで送る療養生活でした。
仕事を探そうにも体が重くて探せない。じっとしていることが必要なことは頭でわかっているけど、心が落ち着かなくて、どうしたらいいかわからない状態でした。
僕が毎日していたことと言えば、泣くことでした。とめどなく流れる涙を拭いてティッシュを使い果たした後は、トイレットペーパーを使って涙を拭っていました。
人ってこんなに泣けるんだと、生まれて初めて気づきましたよ。涙が次から次へと流れてきて止まらない。療養生活に入ったばかりのころは、泣くことしかできなかったんです。とにかく、自分が情けなくて、小さく思えて、嫌になっていました。
神社の参拝で気づいた、小さな幸せ
僕は小さいころから、神社に参拝する習慣がありました。一人暮らしをしてからも出勤前に参拝を毎日していました。(寝坊したときはサボったけど…)
家から歩いて1分のところに日枝神社という神社があるので、療養生活中は毎朝参拝するのが日課でした。気分転換するには散歩がよかったんです。
参拝時に境内を歩いているうちに、
朝日が美しいな
小鳥の鳴き声がカワイイな
風が気持ちいいな
など、自然を感じて気分が上向きになっていきました。
いい気分にしてくれることは周りにたくさんある
療養生活で思ったのは、「いい気分にしてくれることは身近にたくさんあるんだな」ということでした。
朝日が美しいとか、小鳥のさえずりが聞こえるとかは、とるに足りないことだと思っていたんですよ。でも心身を休める生活を送る中で、そんな「とるに足りないこと」が自分をいかに幸せな気分にしてくれるのかに気がついたのです。
そんなことは当たり前のことでしょと思われるかもしれませんが、これまで毎日参拝していたのに、意識すらしなかったんです。探さなくても、自分をいい気分にしてくれることは、すでに周りにいっぱいあったんです!
今は削除していますが、当時やっていたブログにはこう書いていました。
"朝起きたときに体が軽かった、近所の花が綺麗だった、風が心地よかった。
いい気分になるものは周りにたくさんあるんですね。
いつもと違った立場で生活をするからこそ、いつもは目を向けることすらなかったものの存在に気がつくことができる。
いつもと同じ立場で物を見ていたら、いつもと同じ発想しか浮かんで来ません。
今のこの生活、この気持ちでいるからこそ見えるもの感じるものがたくさんある"
日中に体調が良くなったとき、近所にある多摩川の河原を散歩したら、こんなに美しい景色が見られるって幸せだなと感じたし、
雨上がりの夕方には、河原から美しい夕焼けが見られるのも幸せだった。
近所にある定食屋「鶴ノ屋」さんで、安くて美味しい定食が食べられるのも最高だった。
(上丸子八幡町にある「鶴ノ屋」という定食屋さん。僕の行きつけでした)
辛かったのは、失ったと感じていたから
僕の中にある辛さの源は、僕が勝手に感じていた「失った」という気持ちでした。
退職前の僕の幸せの基準は、仕事で評価をされることでした。だから、
仕事を辞める=自分の評価を失う
という図式が頭の中ででき上がってしまい、今の自分には価値がないと思い込んでいたんです。
でもこのとき、確かに幸せを感じていました。
体を壊して、療養する生活で僕が学んだのは、
どんな状態でも幸せは感じられるということでした。
このように、心境に大きな変化があったのは、6月22日の退職から1週間ほど経ったときのことだったと記憶しています。
そしてこの後、僕は妻と1ヶ月ぶりの再会をすることになります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
出会い編その7はこちら。
薗部雄一
charoma0701@gmail.com
ランキングに参加しています。
ポチッと押していただけると励みになります。
妻との出会いを初めから読みませんか?
妻との出会い(1)〜近所の喫茶店の常連客同士だった〜 - いい夫婦net.〜夫から妻へ送る愛と日常の一コマ〜
レシピブログに参加しています。
読者登録はこちらからお願いします^ ^