2児のパパライターの「子育て」と「写真」と「仕事」

新丸子の喫茶店で知り合って交際4カ月で結婚した夫婦の記録

自分の苦手は、誰かの得意。誰かの苦手は、自分の得意。

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 

大人ってなんだろう?

 

成人してから16年が経っても答えはなかったのだけど、最近になってようやく「これだ!」と言える答えを見つけました。

 

僕にとっての「大人」とは?

 

それは、自分の得意と苦手を理解すること、です。

 

かなりシンプルだけど、とっても大切じゃないかな!?

 

たら・ればの話をしてもまったく建設的ではないことはわかっています。

 

でも成人を迎えた時期から自分の得意と苦手を理解できていたら、仕事でも私生活でもいまとまったく違う人生を送っていただろうなと思うよ。

 

いまの僕にできることは、たったひとつ。

 

気づいたからには、すぐにやってみること。

 

それだけ!!

 

子どものころ、大人はひとりで何でもできる万能な人だとイメージをしていました。

 

両親は漢字をふりがななしで読めるし、銀行に口座を持ててお金の預け入れと引き出しが自在にできる。

 

父なんて車の運転ができるんだよ。

 

運転席の前にはいろんなメーターがずらりと並んでいるし、足元にはペダルがいくつかあって、小さいときの僕には車は複雑なマシンに思えました。

 

そんな車を乗りこなし、ときに時速150キロくらいで高速道路を走れるのだから、父はどんなに天才なのかと幼心に感じていました。

 

すごい、すごいや、さすが大人だな!!

 

 

僕の中にある大人のイメージが、ひとりで何でもできる人だったから、小学生、中学生、高校生と成長するにつれて自分にできないことがあると、強い不安に駆られました。

 

実は僕は20歳のとき、うつ病を発症して病院に入院したことがあります。

 

原因は、就職活動でした。

 

エントリーシートを企業に提出してもお祈りを繰り返し、就職を決める友人が増えるとどんどんと焦ってきました。

 

僕は2年制の専門学校に進学したので、19歳で就活をスタートしていたんですが、「もう20歳を目の前にしているのに、仕事ひとつ決められないなんて、自分はだめだ」と思うようになってしまったんだ。

 

結果として心身のバランスを崩してしまい、心療内科を受診。その後は療養のため病院に入院しました。

 

どうなったかというとね、入院中は学校に行けないわけだから単位は取れず、留年…。

 

悲しかったなぁ。

 

その後は2回の転職と3社での勤務を経験し、いろいろあって自営業をスタート。

 

私生活では31歳で結婚し、いまでは2人の子どもに恵まれています。

 

そうやって成人後、十数年生きてきて、子どもを持って感じたことはね、「自分にできることは案外少なくて、ひとりでなんでもできるようになるなんて幻想ではないか」だったんだ。

 

学校では全教科で好成績をおさめることで評価されるし、仕事だってできることが多い人の方が「あの人は仕事がデキる!」と思われます。

 

でも、それって自然なのかな?

 

そりゃあさ、国語も英語も数学も物理も何もかもが優秀で、さらに運動神経も抜群。部活動では活躍してチームを引っ張り、そのうえ家庭でも良い子として過ごしているような神童レベルの人もいるでしょう。

 

すごい…。けれども、そんな人ばかりじゃないよね。

 

というより、ひとりで何でもできてしまったら、この世にいろんな人がいる意味って何だろうと思うんだよ。

 

いま僕はiPhoneでこのブログを書いているのだけど、自分でスマホをつくれる人ばかりじゃないよね。

 

誰かが工場からスマホをつくり、誰かが工場からお店に運び、誰かが売っている現場で購入していま僕の手元にあります。

 

スマホだけじゃない。他のことだって同じだよ。

 

蛇口をひねれば水が出るのは、水を汲んでくれる人がいて、浄水してくれる人がいるから。

 

あったかい家に住めるのは、土地を整えたり家を建てたりしてくれて、居住者が住みやすいように建物の管理をしてくれる人がいるからなんだ。

 

電気が通っているから寒い冬でも暖房がついて部屋があったかいし、ポットで湧いたお湯で珈琲を淹れることができる。

 

みんなで助け合って生活しているんだ。

 

みんなでの助け合いって、こんなふうに言い換えられると思ったのね。

 

それぞれの得意に特化して、誰かの代わりに仕事をする。

 

自分の得意は、誰かの苦手。誰かの苦手は、誰かの得意。

 

すっごく大げさなんだけど、太陽は東から昇り、西に沈むと同じくらいにこの世の心理じゃないかと思ってる!

 

いろんなことをひとりでできるようになる必要はなくて、苦手なことは苦手で受け止めて、それを得意とする人にお願いすればいいんだよ。

 

自分はこれが苦手です。だから、得意なあなたにお任せしますって。

 

そう思えたとき、僕は心がふわっと軽くなりました。

 

僕がやるのは、弱点を克服しようと躍起になることじゃない。

 

最近僕がびっくりしたのがね、大人気ユーチューバーのヒカルさんが動画の中で、「自分は動画のアップの仕方がわからない」と話していたことなんだよ。

 

https://youtu.be/bmXSfiZADbE

 

ユーチューバーって、動画をユーチューブアカウントに投稿するのが仕事じゃない??

 

なのに動画のアップのやり方がわからないって、どういうことなのよ…。と思いました。

 

でもヒカルさんは、動画投稿が得意な人(お兄さん)を仲間に巻き込むことによって、自分の仕事を完成させているんです。

 

それで彼はめちゃめちゃ有名になって、稼いでいる。

 

苦手な部分は「自分できない。降参だ」と早々に手放して、得意な人を探して任せていく。

 

考えれば考えるほど、賢い方法だと思ったんだ。

 

あ、ここで伝えておきたいのだけど、僕は決して弱点克服を否定しているわけではないですよ。

 

いまはできなくても、必死にチャレンジをしてできるようになることだってあります。

 

もし自分が弱点を克服してでもやりたいことであれば、頑張ればいいんだ。

 

しかし「いや、自分は頑張りたくない」「すでに得意な人がいるなら、その人にしてもらった方がいい」と思うなら、できないを認めて任せてしまう。

 

そのためには、自分は何が得意で何が苦手かを理解しないといけません。

 

自分を知ることには努力しないといけないかな!!

 

中国の古典『孫子』にも、「相手も知り、自分を知れば戦には勝てる」みたいな記述があります。

 

自分を見つめて、自分を知っていくことが重要だと昔から思われていたんだね。

 

ちなみに僕の得意と苦手は、このような感じです。

 

得意

 

・文章を書くこと(いいねがつかなくても、誰からも頼まれていなくて書き続けられる)

・写真を撮ること

・インタビューをすること

・人と話すこと

・麻婆豆腐をつくること

 

ブックライティングの仕事を受けまして、著者さんに長いインタビューをして一冊の本を書きました。

 

ゼロからわかる 認可系保育園をつくって成功する方法

ゼロからわかる 認可系保育園をつくって成功する方法

  • 作者:若林 雅樹
  • 発売日: 2021/01/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

また、共著ではありますが本の1章に寄稿して、初めて本を書くことができました。

 

 

苦手なこと

 

得意なことに挙げた5つ以外のこと、すべて。

 

中でも苦手なのが、メールやチャットへの返信、請求書の発行、帳簿づけなどの事務作業です。

 

もうね、本当に苦手です。

 

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もう、つらい。

 社会人としてどうなのだろう?と自己嫌悪に陥ったこともあるのですが、「そうだ、苦手なことは得意な人にやってもらおう」と思えてから、落ち込まなくなった。

 

僕が事務作業を頑張っても、時間はかかるし、ミスはするし、結果として取引先に迷惑をかけます。

 

世の中には事務作業が大好きで得意な人もいるじゃない?

 

だから今年は、帳簿づけを中心に、それを得意な人にお任せすることを決めました!!

 

そうすれば僕は楽、頼んだ人は得意な事務作業でお金がもらえる、取引先も喜ぶという、まさに三方よし!の状況が出来上がります。

 

苦手なことを任せることが仕事を生み、得意なことを「得意だよー!」とPRすることで仕事を受けられる。

 

誰かの苦手は、それを得意とする人の仕事になるんだ。

 

そう考えると、ひとりでなんでもできる必要なんてないと思えるよね!

 

これまで書いたようなことを心から思えるようなって、僕は大人になったなぁと感じるのです。

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

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