2児のパパライターの「子育て」と「写真」と「仕事」

新丸子の喫茶店で知り合って交際4カ月で結婚した夫婦の記録

息子の泣き声が大きくて、児相に通報されてしまいショックを受けた話

数あるブログの中から、そのべゆういちのブログをお読みくださってありがとうございます!

 

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2020年6月23日(月)の夕方だったかな、保育園のお迎えから帰り、手洗いとうがいをしていつも通りに食卓についていたとき、事件が起きました。

 

ピンポーン!

 

僕:お、こんな時間に誰だろう?宅配業者さんだろうな?最近はネット通販で買い物をすることが多いからね。

 

そう思いながら、リビングにあるインターホンの画面を見たら、スーツを着た知らない男性2人が立っています。

 

誰…?

 

手にはバインダーのようなものを持っていて、「何かの調査かな?夕飯時にアンケートへのご協力をお願いしますなんて言われるのは嫌だな…」とちょっと不機嫌になりました。

 

食事中、妻が「はーい」と言いながらインタホーン経由で応じると、男性は「市役所の者ですが」と言うんですよ。

 

市役所の人?

 

僕が役所に出向いて手続きをすることはあっても、職員がわざわざ市民の家に来るのは何か怪しい…。

 

税金の滞納はないぞ!何もやましいことはないのだけど。

 

新手の詐欺集団かもしれない!と最高レベルの警戒心を持ちながら僕は玄関に行き、扉を開けました。

 

ガチャ

 

男性「夕飯時にすみません。薗部様のお宅でお間違いないでしょうか?

 

僕「は、はい(何??)」

 

次の瞬間、男性ふたりの首からかけられたカードに僕の目はくぎ付けになりました。

 

児童相談所

 

これは、もしや、あれか…。

 

僕は状況をなんとなく察しました。

 

児相の職員が我が家にやってくることに思い当たる節があったからです。

 

遡ること数日、6月20日(土)午後9時ころのことでした。

 

3歳になりたての長男は、イヤイヤ期真っ盛り。

 

何にでも自己主張をして、あれが嫌だ、これがいいだと繰り返していました。

 

この日の夜、長男の機嫌はいつも以上に悪くて、寝かしつけにかなり手間取ったんだ…。

 

子どもあるあるかもしれないんだけど、長男が寝室で「ティッシュで遊びたい!」とゴネ始めたんだよ。

 

ティッシュを箱から一枚一枚シュッシュと取り出すのは面白いよね!

 

彼の気持ちはわかるんだよ。なぜって僕も小さい頃にティッシュで遊ぶのが楽しかったから。

 

遊ぶだけでは飽き足らず、食べていたこともあったっけな…。

 

白色の海苔?と思っていたんだろうね。

 

話を長男に戻すね!

 

彼がティッシュで遊びたがるのはわかるんだけど、部屋を散らかされると片付けが大変だしさ、僕は「ティッシュはおもちゃじゃないよ」と長男を諭そうと試みました。

 

僕の注意なんて、全く効果なんてないよね(笑)

 

それどころかティッシュで遊ばせてもらえないことに長男は完全に腹を立ててしまい、泣き声はどんどん大きくなりました。

 

うわーん!

 

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もともと彼は泣き声が大きいから、もうとにかく大声量よ!

 

「いやーだ!!」という彼の声が家中に響き渡ります。

 

僕は息子の体を撫でたり、「遊びたいね。でもね、ティッシュは遊ぶものじゃない。いまは寝る時間だから、パパと一緒に手を繋いで寝ようね」と伝えるものの、状況は悪化するばかり。

 

15分ほど僕は息子の隣で必死にあやしたけど、何をしても息子は泣き止みません。

 

このときに長男が発した言葉が最悪すぎる。

 

パパー!!助けてー!パパー!!助けてください!!

 

ちょい待てー!!

 

そんなこと言ったら周りに違和感を与えてしまうでしょうが…。

 

パパは君の話を聞こうとしているんだけど、君は全く耳を傾けずにひとりで泣いているんじゃないか!

 

息子の発言がもしご近所に漏れたら、「あのお宅ではお子さんを虐待してる??」と、あらぬ疑いをかけられてしまう。

 

ご近所に漏れてないかな。大丈夫かな?

 

長男の心配をしながら、僕はそんなことを思っていました。

 

僕はいったん冷静になろうと思い、寝室から離れてリビングに向かいました。

 

お子さんのいやいや期を経験された人ならわかると思うのですが、子どもの癇癪は本当に理不尽です。

 

なにそれ、言いがかりなの?レベル。

 

長男の事例ですが、

 

・息子より先にドアを開けた

・ゴミ捨てに一緒に行けなかった

・好みのコップに水が注がれていない

 

みたいなことで激しく不機嫌になります。

 

好みのコップに水が注がれていないで怒るとか、どこの亭主関白だよって感じだよね。

 

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長男のコップは3つあるのに、そのうち1つしか使いません。うっかり洗い忘れたときなんて面倒よ。すぐに洗わないと、「これじゃない!」と怒りまくる。

 

親だって人間だし、感情がある。とってもイライラしてしまうことがあるから、そんなときは意図的に子どもから距離を置いて冷静になるんですよ。

 

独身時代、街中で子どもに声を荒げたり、時に叩いたりした親を見て「最低な人だ!なんで親になったのだろう」と軽蔑していました。

 

でも親になっいま、彼らの気持ちが痛いほどわかる。

 

その人たちは、その時まで子どもの理不尽な要求になんとか応えようと努力し、耐えて耐えて耐えて、もう限界になって声を荒げたり手を上げたりしてしまったのだろうと思えるようになったんだ。

 

僕は息子には優しく接したいし、高圧的になりたくないから(飛び出しするとか、危険な場面では声を荒げるけど)、離れて自分の気持ちに向き合い、気分を入れ替えて息子に向き合おうと思っていました。

 

息子が2歳のときからイヤイヤが始まりましたが、これまで数えきれない理不尽な言いがかりを食らい、その度に対応してきました。

 

あやしてうまくいくときはありますが、どうにもならないこともあります。20日の夜はまさにそうでした。息子は合計で30分ほど激しく泣き、その後おさまってスヤスヤと眠りました。翌日はケロっとしているから、参ったよ。

 

ああ、このときのことだろうな。息子の発言を聞いて、児相に通報した人がいるんだろうな…。

 

僕はそう思ったよ。

 

長男は「たすけてー!」なんて言うからね。なんの事情も知らない人からすれば、「この家で虐待が行われているのではないか」と心配するのも無理はない。

 

児相職員の方は、「ご心配されている方がいらっしゃいまして」とかなり言葉を慎重に選んで僕ら夫婦に話しかけてきました。

 

そこで僕は息子の声が大きいこと、朝や夜に大声で泣く傾向があること、20日夜に特にかんしゃくがひどかったことなどを伝えました。

 

僕を取り調べて、どこかにしょっぴく気でいるのか?と身構えていたけど、蓋を開けてみたら児相職員の方の対応はとても親切でした。めちゃめちゃ紳士的な対応だった。

 

取り調べどころか家庭がどんな感じなのか、実際に何があったのかを丁寧かつ紳士的に質問されました。最初はびっくりしたものの、一切悪い気分にならなかったし、こちらもやましいことはないので状況をちゃんとお伝えし、10分ほどで職員の方は帰られました。

 

正直に言うとさ、通報した人に強いいら立ちを覚えたよ。

 

長男の声を聞いただけで虐待を邪推して通報しやがってー!!!

 

でも数日が経って、冷静になったときにね、「その方はきっと善意からの行動だったのだろうな」と思えるようになった。

 

子どもが犠牲になる痛ましいニュースを目にするからね、「もし自分が通報しなかったことで幼い命が失われるのは嫌だ」と思う気持ちがわかるんだ。

 

もし隣室で同様の声が聞こえてきたら、僕も児相にコンタクトをとるかもしれない。

 

とはいえ、正直に言ってショックでしたよ^^;

 

たしかに長男の泣き声は大きいし、「パパ、助けて~」と大声で子どもが叫んだら不信に思われるのは当たり前だろうね。

 

ただ、僕は自分の努力や行動が否定されたかのように感じてしまい悲しくなったんだ。

 

僕は普段から息子に愛情深く接し、イヤイヤに向き合い、仕事時間を調整し、毎日必死なのよ。

 

それがまるで無駄なことのように思えてしまったんだ。

 

息子がかんしゃくを起こし、20日夜のように泣くのはめったにありません。

 

たいてい息子は朗らかだし、こんな事態は珍しいんですよ。

 

子どもが大声で泣くのは仕方がないことじゃないか!?

 

ちゃんと育児をする、しっかり仕事もする、何もかもちゃんとする、他人に迷惑をかけないようにする。率直に言って育児のハードルって高すぎだろ!って思った。

 

自分にも、社会にも、なんだか腹が立った。

 

児相に通報されたことで受けた衝撃は大きくて、行き場のない気持ちに悶々としてしまい、昨夜は深夜2時まで眠れなかった。

 

人によっては、子どもの泣き声に敏感になってしまい、ちょっとでもお子さんが泣くと「また通報されるから泣くんじゃない!」とお子さんに高圧的に接してしまう親御さんもいるかもしれない。

 

児相への通報はショックすぎた…。

 

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でもいいんだ。

 

僕が息子を可愛いと思い、一生懸命に子育てをしてきたのは事実なんだ!

 

誰が何と言おうが、彼は僕の大切な子どもだし、彼が僕の愛情を受け取ってくれていればいいんだ。

 

僕はいま、そう思っているよ。

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

薗部雄一

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