いい夫婦net.〜夫から妻へ送る愛と日常の一コマ〜

No Wife No Life 妻への愛情とのろけを真剣に書きまくるブログです

3月9日の思い出〜12時間かけてトロントからトロントへ戻った話〜

このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。

僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店「SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なって付き合ってから4ヶ月で結婚しました。

現在妻は妊娠7ヶ月。僕はプレパパとなり、妻と子供への愛しさをあらためてかみしめています。

「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。

妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~

 

19歳の3月9日、初めて海外へと旅立った

 

3月9日は思い出の日。

思い出すのはレミオロメンの「3月9日」。

「瞳を閉じれば あなたが
まぶたの裏に いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい〜♪」

いい曲だよなあ。学生時代からのカラオケの十八番です。

 


3月9日 / レミオロメン (cover)

 

3月9日を聴くと思い出すがアルゼンチンへ行ったことです。その時の思い出を書こうと思います。

 

2004年の3月9日、当時19歳だった僕は生まれて初めてアルゼンチンへ旅立ちました。

 

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16歳の時から語学に興味を持ち、外国人との交流は多く持っていましたが、実は海外に行くのはこの時が初めてでした。初海外でアルゼンチンは、かなり珍しい部類に入ったらしく、友達にアルゼンチンへ行くことを言うと、「なぜアルゼンチンなのか?」と聞かれることが多かったです。

 

アルゼンチンってどんな国?

 

アルゼンチンとは、南アメリカの太平洋側に位置する南北に細長い国。日本の真裏に位置しています。つまり、遠い。日本からアルゼンチンへの所要時間は約30時間です。

僕が行った時は、東京→バンクーバートロントサンチアゴブエノスアイレスと、トランジット3回のフライトでした。

同国で有名なのはサッカー(ボカジュニアーズなど)、タンゴ、マテ茶、氷山などでしょうか。

きつかったのは時差の12時間。昼夜がキレイに逆転していて、到着したてのときはホテルで昼間は寝て、夜に現地で作った友人と食事や踊りに行ってました。

公用語スペイン語、通貨単位(意外と聞かれる)はアルゼンチンペソです。

 

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なぜアルゼンチンに行ったかというと、通っていた専門学校でスペイン語を専攻しており、スペイン語の力を鍛えたかったこと、海外をこの目で見たかったからです。先生がアルゼンチン出身の方で、普段から魅力を耳にしていたことも大きいですね。

血気盛んで多感な19歳。帰国子女や留学経験がある友人や外国人と毎日接しているうちに、「アルゼンチンに行く!」と決めてバイト代を貯めて旅費を捻出しました。

当時僕は外国人を相手に海外で仕事をすることを夢見て、スペイン語を勉強していました。もちろん英語プラスαです。英語はできて当然で、英語以外の言語も話せるようになりたかったし、そうじゃないと意味がないと思っていました。

 

初めてのフライトでトラブル続出

 

お金が貯まり、友人に紹介してもらった旅行代理店で手続きをし(お得な料金で行けました)、3月9日に成田空港を飛び立ちました。スーツケースは先輩に借りれたし、変圧器などほとんどのものを頂き物でまかない、自分ではほとんど準備をしないという財布に優しい状況だったなあ。

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「この俺がアルゼンチンに向かうんだぞ!」みたいに偉そうな気分でいました。怖いことなんて何もなかったし、感じていなかった。僕ならどうにかできるとしか思っていませんした。若かったですね(笑)。

 

前述の通り日本からアルゼンチンへは通常は30時間ほどで着くのですが、なんと僕は50時間近くかかりました(涙)。僕は今でもいろいろと飽きのこない人生を送っており、楽しいことが起こるんですよ。

 

今でもいい思い出なので、ちょっとだけ書いておきます。そもそも横浜駅から成田まで向かう成田エクスプレスの中で、近くの席の人が食べるシウマイ弁当に吐き気を催すことからスタート。

 

1:トロント空港で5時間待ちぼうけ

 

日本からアルゼンチンに向かう直行便は無く、カナダかアメリカでトランジットすることになります。僕はエアカナダという航空会社を使い、

成田→バンクーバートロントサンチアゴ→アルゼンチン

という乗り換えばっかりのルートで向かったのですが、トロント空港でサンチアゴ行きの飛行機を5時間も待つことになっていたのです。

旅程で知ってはいましたが、いざ待つとなると辛い。

バンクーバー空港内は綺麗で広く、いろんな店があって時間つぶしに困らなかったけど、トロント空港はあまり店がなく、ベンチでひとりボケーとして過ごしていました。

やることがない状態での5時間って長い!

おまけにトロントはとても寒く、移動で一度外に出たのですが、感じたことがない強烈な寒さに完全に意気消沈。。。確かマイナス何度というレベルでした。

 

2:非常事態発生! まさかのトロントへの逆戻り

 

たくさん待ってようやくトロントからチリのサンチアゴ行きの飛行機へ乗ることができました。トロントからサンチアゴまでは12時間かかります。

このとき、僕はラッキーにも比較的広い席にあたり、ゆったりとしたフライトを楽しんでいました。

ここまで来ると日本語での機内アナウンスはなく、英語とフランス語(カナダの公用語なので)のみでよくわかりません(笑)。周りを見回しても日本人の乗客はあまりいません。

 

12時間という長いフライトでしたが、僕は隣に座っていたチリ人のご婦人とスペイン語と英語を使って談笑していたため、楽しい時間を過ごしていました。

僕が持っていたMDプレーヤー(懐かしい!)に興味を示し、「こうやって聴くんですよ。いいでしょ」なんて説明したことを覚えています。

ラテン系の人はお話好きなので、同じくお話好きな僕とは気が合い、ひたすら話しまくるという12時間でした。

フライトは順調に進み、まもなくサンチアゴに着くと思った時、衝撃な機内アナウンスが流れました。

 

"Ladies and gentlemen, sorry we're going back to Toront because....."

(皆様、申し訳御座いませんが当機はトロントへ戻っている状況です)

 

GOING BACK TO TRONT??

トロントへ戻っている??)

 

理由の部分は僕には聞き取れなかったのですが、トロントに戻っていると言う根幹部分は聞き取れました。機内は騒然とし、周りの乗客が客室乗務員に情熱的に抗議し始めました。公共の場では感情を出さず、静かに過ごすべしと思っていましたが、外国の方はそうじゃない。思ったことを思った時に体を使って表現するのですね。

外国人の主張の仕方は日本人とは違うな〜と、僕は早くもカルチャーショックを感じました。

隣のご婦人はOH MY GODとお手上げのポーズを取り始め、

"Necesito a llamar a mi sobrina(姪に電話しなくっちゃ)"と焦っていました。

 

さっきまで静かだった機内は一転して大騒ぎになっており、

「海外に行くには、こんなお祭り騒ぎを経験するのが普通なのか?」

と思っていました。(後で様々な人に聞いたところ、これは普通ではなかった)。

理由はともあれ、僕は12時間かけてトロントからトロントへ戻っているという状況になっていました。

 

3:思いがけずトロントのホテルで待機。そこでラッキーが。

 

外国人はジョークが好きだから、これもエアラインの華麗なジョークだろと僕は思っていたのですが、飛行機から降りて僕が目にしたのは、5時間もひとりで待ちぼうけした懐かしいトロント空港でした。

ここに来て初めて僕は状況を把握し、どうしたらいいのかをクルーに質問し、指示を仰ぎました。

乗客全員は一度空港の外に出て、マイクロバスに乗って近くのホテルに向かいました。

僕は広い部屋を割り当てられ、歯磨きをして口をスッキリさせて疲れのあまりベッドで爆睡。日本を出て30時間近く経っており、心身の疲労がピークだったのです。

 

どれくらい寝たかわかりませんが、ハッと目覚めると、電話のベルが鳴っていることに気がつきました。初海外で、しかも思いもよらない場所で鳴っている電話をドキドキしながら取ると、荷物をまとめてフロントへ来てそこで待って欲しいと言われ、急いでフロントへ向かいました。

 

が、ここで重大なことに気がつき、僕は焦りました。

アルゼンチンでの滞在ホテルに到着遅れの連絡をする必要があったのです。

本来であればアルゼンチンにいるはずの時間にトロントにいる。アルゼンチンへの到着は翌日になるという旨をホテルに伝えないと、部屋のブッキングをキャンセルされてしまうおそれがあったのです。

 

現地に着いても宿無しでは困る! 

でも今の状況をスペイン語で伝えられるか。アルゼンチンではあまり英語は通じません。そもそも国際電話ってどうかけるの?ホテルの電話番号何番だっけ?めちゃめちゃ焦りました!

 

その時です。

 

「どうされましたか?」

 

と日本語で話しかけられたのです。

 

話しかけてくれたのは日本人のカップルでした。なんと同じ飛行機に日本人がおり、しかも行き先は同じくアルゼンチン。状況を彼らに伝えると、フロントへ向かい「電話を貸して欲しい」と言ってくれました。

 

そしてここでもラッキーが。ホテルのフロントの女性がアルゼンチン人だったため、

「私が伝えてあげるわ!」と言ってくれたのです。

「No entiende. (あなたは私の言うことをわかっていないわ!)」と、けっこう激しい言い合いをしていましたが、なんとか伝達は完了。こうして僕は、ホテルの部屋を確保でき、安心してアルゼンチンへ向かうことができました。

 

空港へ戻るバス待ちの間、ホテルの食堂で注文したフィッシュアンドチップスのデカさにびっくりしたことは覚えていますが、空港に着いた後、サンチアゴに向かったまでの記憶がありません。

 

ホテルでそのカップルがこう言ってました。

 

「私たちは100回以上海外に行ってますが、こんなことは初めてですね。薗部さんは初めての海外で経験できてラッキーですね!」

 

12時間かけてトロントからトロントへ戻ったため、待ち時間を含めると50時間近くかけてアルゼンチンのブエノスアイレスエセイサ国際空港)に到着しました。

 

初めてアルゼンチンの空気を吸った時は感動したなあ!

 

番外編:コーラを注文したら、女性店員に笑われた話

 

ホテルの部屋に着き、荷物を降ろしたときには完全にお腹が空いていて、近くのマクドナルドに向かいました。日本の真裏の国にまで来てマックかよ、と思いましたが、疲れ切っていたし、遠出もしたくない、人とも話したくなかったのです。

 

ブエノスアイレスは京都のように街並みが碁盤の目で、ひとつひとつの通りに名前が付いているので迷子になりません。僕はパラグアイ通りという通りの近くで過ごしました。

 

マクドナルドでハンバーガーとコーラを注文したのですが、ここでヘマをやらかしました。

 

僕は "Cola, por favor(コーラをください)"と言ったところ、女性の店員さんは笑って僕にこう言ったんです。

 

"¿Quéres ver mi cola?(私のお尻が見たいの?)"

 

周りのお客さんもニヤニヤ笑っています。

 

スペイン語は本国スペインのほか、中南米ではブラジルを除く国で話されており、方言が多いのです。

アルゼンチンでcolaは、お尻という意味なんですね。

 

正しくは、

 

"Coca, por favor."

 

なのです。

 

出発前に先生から注意を受けたのですが、やってしまいました。。

 

アルゼンチンに行かれる方は、気をつけてください!

 

アルゼンチンでは、信号を待ちながら踊っている人がいたり、若い人からお年寄りまでカップルは手をつないだりキスをしたりと、情熱的でした。

感情を素直に表現出来る環境は、僕にとっては居心地が良かったです。

 

ゲイにキスをされたり、街中でジプシーに追いかけられたこともあるのですが、街中での話はまたおいおい。

 

注:文中に登場するquéresは、不規則動詞「querer 」2人称単数現在のアルゼンチンでの独特の活用です。

 

お読みくださりありがとうございました。

 

薗部雄一

charoma0701@gmail.com

 

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