このブログでは、妻との日常と妻への愛情を綴っています。
僕らは川崎市にある「新丸子」という街にある喫茶店「SHIBACOFFEE」さんで出会い、様々な偶然が重なって付き合ってから4ヶ月で結婚しました。
「妻との出会いを読んでみたい!」という方は、こちらをお読みください。
妻との出会い(1)~近所の喫茶店の常連客同士だった~ - いい夫婦net.~夫から妻へ送る愛と日常の一コマ~
2月23日(木)。仕事から帰ると、妻がMacに向かって真剣な表情で文章を打っていました。
「できたよ!」
の言葉の後にパソコンを覗くと、妻は僕への愛情を綴っていました。
いい夫婦netでは、僕が妻への愛情を書いているのですが、今回は妻が僕への愛情を綴った「逆いい夫婦net」を投稿します。
「趣味は夫です」と言うまでには、いろいろあった
優しくて愛情深くて、何にでも一生懸命で、感情表現が豊かで、可愛いものが大好きで歴史が好きで、写真(特に、料理写真)と文章とお料理が上手(特に、強火で作るもの)で、約束の時間に正確、集中力がすごくて、いつもニコニコ楽しそう。
たくさん食べるのにスタイルが良くて、笑顔の時に下がる目元が可愛い。
時々面倒臭がりで、適当で、片付けが下手で足は臭いけど、、笑
私の最愛の夫。
趣味は夫だ、と言えるまでには長い道のりがありました。
「すねかちゃん」と呼ばれるほど、拗ねていた幼少時代
昔からハッピーエンド系の少女漫画が大好きで、お互い好き同士で大事に思い合って、ずっとずーっと仲良く両思い(笑)でいられる人がいつか私にも現れたらいいなと思っていました。
4人兄弟の2番目だったからなのか、元来の気質かは知らないけど、私はとてもひねくれていてすぐに拗ねていました。周りに愛情を強烈に求めながらもそれをうまく表現できず、人との距離感もうまくつかめなくて、いつも不満気で斜に構えていました。あまりに拗ねるので、「すねかちゃん」と呼ばれるほどでした。そんなだからか、幼少期はお友達に意地悪されたりすることが多かったです。
その頃からずっと
自分はダメなんだ、何かが足りないんだという
強烈な自己卑下・自己否定にからくる、
足りない部分を補うための、後ろ指を指されないための、人から何かを言われて傷つかないための、仲間外れにされないための、成功して褒められたり認められたり見返してやるための、努力、努力、ひたすら努力。
何か課題をみつけては奮闘していました。
今思えば、そんな風に苦労したり頑張ることが
生きてる!!って感じがしてとても好きだったのでしょうが笑。
20代後半で悲しい失恋…。「次に付き合う人と結婚したい」と願うけど…
努力の甲斐もあり、できることは増え
猫をかぶり人に合わせるという処世術を身につけ
たくさんの友達ができました。
でも、誰に対しても、本音を言うことができませんでした。
ものすごく気を使わないとうまく人付き合いができなかったのです。
人といると、疲れることが多いので、1人の時間に心底ホッとしていました。
20代になってからもこんな感じだったので
まず恋愛経験は乏しいし、少ないながらにあった恋愛経験も
もちろんあまりうまくはいきません。
夢に描いた少女漫画のような恋愛とは、程遠い人生を送っていました。
20代後半で悲しい失恋を経験し、
次に付き合う人とは結婚したいと強く願いましたが、
2年ほどは全く何もありませんでした笑。
周りの幸せそうなカップルを見ては羨ましくて…。
世界中にたくさんの人がいる中で
どうしてこんな風に、この人だと思える相手と出会い
愛し愛されることができるのだろうか?
それって奇跡みたいなことだ、と思っていました。
私にもそんな奇跡が起きるのかな。
起きるとしたら一体いつだろう…。
様々な偶然が重なり、夫と急接近。周りからは「付き合っちゃえば?」と
(妻の部屋に初めて入った時の写真)
そんなことを思いながらひたすら毎日を過ごし、
1人でいる時間がどんどん積もっていくうちに、
もしも今後も1人だったとしても
それはそれでいいのかもしれないな・・・と
おひとりさま人生を楽しみ始めた頃に夫と出会いました。
最初の印象は変わった人で、
できれば関わりたくないタイプでしたが(笑)
度重なる偶然により友人として関わっていくうちに
彼への信頼が増していきました。
前述の通り、どんなに仲の良い友人でも、(実の親ですら)
人といるとどこかしら疲れてしまう部分があった私でしたが、
彼といる時はなんだかとても居心地よく感じていました。
誰といても満たされることのなかった虚無感が埋まっていくのを感じ、
誰といても言うことのできなかった本音を言うことができました。
彼といる時間はとても早く過ぎて、たくさん一緒にいたいと思うようになりました。
他人に対して初めて感じる感情でした。
私は特に恋愛の分野において、
自分の感情に(相手の感情にも)少し鈍いようなので
全く気づいていませんでしたが、
その時にはすでに恋に落ちていたのだと思います。
当時、地元に仲の良い友人ができて嬉しいと
姉や職場の上司に話していましたが、
どちらにも「付き合え、結婚しろ」などと言われていました。
その時は自分の心と夫の好意どちらにも気づいていない状態だったので、
あくまで友人だからと笑って流していましたが
まさか本当に付き合い、結婚するとは思ってもみませんでした。
足は臭いけど、夫が大好き
結婚してからは夫が書いてきた通り、色々なことがありましたが(笑)
時が経つにつれ、信頼度は更に増し、居心地の良さがグレードアップしていっています。
いわゆるこじらせ女子だった私ですので(しかも、歴が長い)、
まず自分の本音に気づき、かつ相手に伝わるように表現するのが
ものすごく難しい時も多く、ぶつかる(と言うより一方的に私が怒る)時もありますが
毎回、彼の大きな優しさに包まれて、少しずつこじらせが治りつつあります。
結婚1周年を迎える前に子宝にも恵まれ、現在、初めての妊婦生活を送っていますが
元気にウキウキとはいかず…。ホルモンバランスの乱れのせいか、体調が優れないことも多く、何に対しても興味を持てなくなり、好きだった漫画や本、映画や動画などもほぼ見られなくなりました。
体があまり動かず、感情の波が激しい状態は思ったより長期化し、
家事ができない、体がだるい、没頭できる趣味や好きだと胸を張れることもない自分を
責めるような日々もたくさんありました。(悩むのが、趣味みたいですね)。
今の自分にできること、好きなことを模索していたそんな先日のとある日、
姉と電話をしていた時に、
「あなたの趣味は夫じゃないの?」
と言われました。
こじらせ女子歴が20年以上のベテラン選手の私は、正直に言うと、
恋愛至上主義や彼がいなければ生きていけないの、と言うようなタイプの女性を
心底馬鹿にしていたので、初めは強く抵抗しました。
しかし、何にも興味を持てなくなり情緒不安定な現時点の私が、
一緒にいるととても幸せを感じ、精神が安定し、何より楽しいと思えるのが夫と過ごす時間でした。
「でも、趣味が夫だなんて、とても変だし、何より彼、足が臭いんだよ!?」
と抵抗に抵抗を重ねましたが、姉に「いい加減認めなさい、諦めなさい」と言われ、そうだと気が付いた時にはなぜか泣いていました。
「あなたは未来に、夢に見た通りのハッピーエンド系少女漫画のような結婚生活を送れるよ!」
(愛妻の日に)
かつて、心底馬鹿にしていたタイプの女性は紛れもなく私でした。
とてもショックでしたし認めるのに時間がかかってしまいましたが、
認めてしまうと趣味が夫で、夫のことが大好きだと胸を張って言えることに喜びを感じている自分がいることに気がつきました。
そして、かつて夢見たハッピーエンド系の少女漫画の、エンディングの真っ只中にいるような状態であることも認識しました。少女漫画と違って私の物語はまだ続きますが(幸せの最中に死にたくはないので)、夢は叶うのだなと思いました。
昔、こじらせ系(現在もその気はまだ残っています)で報われなかった時代の私に、
「あなたは未来に、夢に見た通りのハッピーエンド系少女漫画のような結婚生活を送れるよ。ただし、夫が会社に行く時に寂しくて泣いてしまうような、あなたがいないと生きていけないの的な、 あなたが今心底馬鹿にしているタイプの女になっているけど」
と言ったら、きっと信じてもらえずに怒り出すと思いますが、私は今、毎日幸せです。夫が大好きだーーーーーーー!!!!!
薗部雄一
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